2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

町で見かけた兵士たち

2023-04-29 (土)(令和5年癸卯)<旧暦 3 月 10 日>(赤口 丁巳 六白金星)昭和の日 Tyko 第 17 週 第 27108 日 自転車で町まで行った。空気はまだ冷たくて、空もどんよりとして、桜もまだ咲かない。ところで、今日は町で迷彩服に身を包んだ若い兵士たちを見…

桜田門外ノ変

2023-04-28 (金)(令和5年癸卯)<旧暦 3 月 9 日>(大安 丙辰 五黄土星)上弦 Ture Tyra 第 17 週 第 27107 日 日本経済新聞に辻原登の小説「陥穽 陸奥宗光の青春」が連載されてゐる。見るとはなしに毎日読んでゐる。最近桜田門外ノ変の場面が出てきた。163…

少子化はそんなに悪いことなのか

2023-04-27 (木)(令和5年癸卯)<旧暦 3 月 8 日>(仏滅 乙卯 四緑木星) Engelbrekt 第 17 週 第 27106 日 日本人出生数が2059年に50万人割れといふニュースを見た。少子化が加速して、社会の担い手が先細りし、社会維持が危機にさらされるといふが、僕に言…

平家物語 巻第四 「通乗之沙汰 3」

2023-04-26 (水)(令和5年癸卯)<旧暦 3 月 7 日>(先負 甲寅 三碧木星) Ledarhundens dag Teresia Terese 第 17 週 第 27105 日 高倉の宮の御謀叛の時に、仏力によって怨敵を降伏させる様に言ひつかって、平家のために祈りをした高僧たちに論功行賞があっ…

平家物語 巻第四 「通乗之沙汰 2」

2023-04-25 (火)(令和5年癸卯)<旧暦 3 月 6 日>(友引 癸丑 二黒土星) Markus 第 17 週 第 27104 日 昔、通乗といふ名の相人が居た。宇治殿(藤原頼通)・二條殿(藤原教通)を、「天皇三代の関白としてお仕へするでせう、また御歳八十まで長生きされるで…

平家物語 巻第四 「通乗之沙汰 1」

2023-04-24 (月)(令和5年癸卯)<旧暦 3 月 5 日>(先勝 壬子 一白水星) Vega 第 17 週 第 27103 日 高倉の宮には、奈良にも若宮が居られた。養育係であった讃岐守重秀が御出家のお世話をして、その重秀と一緒に北国へ落ちて行かれた。ところが後に木曽義仲…

希望

2023-04-23 (日)(令和5年癸卯)<旧暦 3 月 4 日>(赤口 辛亥 九紫火星) Georg Göran 第 16 週 第 27102 日 宇宙の成り立ちやこの世界のことがすっかり解き明かされたら、人間は悟りの境地に入ることができるものかなと思ふ。どんなに解き明かさうと思って…

共同掃除の日

2023-04-22 (土)(令和5年癸卯)<旧暦 3 月 3 日>(大安 庚戌 八白土星) Allan Glenn 第 16 週 第 27101 日 アパートの居住区域の掃除の日である。天気予報では今日までは良い天気で、明日からは寒くなり天気も悪くなる様なことを言ってゐたが、今日のとこ…

東と西の十戒

2023-04-21 (金)(令和5年癸卯)<旧暦 3 月 2 日>(仏滅 己酉 七赤金星) Anneli Annika 第 16 週 第 27100 日 修証義といふお経がある。僕はあまり深く考へずにこのお経を開いて口にすることがある。そこには道元禅師の「正法眼蔵」のエッセンスが書かれて…

末法思想

2023-04-20 (木)(令和5年癸卯)<旧暦 3 月 1 日>(先負 戊申 六白金星)穀雨 新月 Amalia Amelie 第 16 週 第 27099 日 平安時代には末法思想が流行ったといふ。末法思想とは、釈迦の入滅後、次第に仏法が衰へていくといふ思想だと思ふが、早く云へば「この…

山折哲雄氏の「生老病死」

2023-04-19 (水)(令和5年癸卯)<旧暦 2 月 29 日>(赤口 丁未 五黄土星) Olaus Ola 第 16 週 第 27098 日 現代のこの世にゴマンと増えてしまった高齢者たちは、これから先をどの様に老いていけば良いのかと迷ってゐる人も多いのではないかと思ふ。むろん僕…

陸自ヘリ事故

2023-04-18 (火)(令和5年癸卯)<旧暦 2 月 28 日>(大安 丙午 四緑木星) Valdemar Volmar 第 16 週 第 27097 日 4月6日に沖縄県の宮古島付近で10人が搭乗した陸上自衛隊ヘリコプターが行方不明になった事件は、その後も海中の捜索が続けられて、これまでに…

平家物語 巻第四 「若宮出家 4」

2023-04-17 (月)(令和5年癸卯)<旧暦 2 月 27 日>(仏滅 乙巳 三碧木星) Elias Elis 第 16 週 第 27096 日 前右大将宗盛卿(清盛の三男。昨年、兄重盛が亡くなった後の平氏を率いるリーダー。この時33歳。中宮・徳子(後の建礼門院)の同母兄でもある。)…

平家物語 巻第四 「若宮出家 3」

2023-04-16 (日)(令和5年癸卯)<旧暦 2 月 26 日>(先負 甲辰 二黒土星) Patrik Patricia 第 15 週 第 27095 日 なんとなくあたりがものものしい。その様に察した、まだ七歳の若宮は女院に申し上げた。「事がこれほど重大になったのですから、もはや私は逃…

平家物語 巻第四 「若宮出家 2」

2023-04-15 (土)(令和5年癸卯)<旧暦 2 月 25 日>(友引 癸卯 一白水星) Olivia Oliver 第 15 週 第 27094 日 この高倉の宮は、御子の宮たちを、方々に、たくさんもうけてをられた。その中でも八条女院(保延3(1137)年4月8日,鳥羽天皇と皇后藤原得子(美福…

平家物語 巻第四 「若宮出家 1」

2023-04-14 (金)(令和5年癸卯)<旧暦 2 月 24 日>(先勝 壬寅 九紫火星) Tiburtius 第 15 週 第 27093 日 平家の人々は、このたび謀反を起こした高倉の宮(以仁王)、並びに三位入道の一族、三井寺の衆徒、総勢五百餘人の頸を太刀長刀の先に貫き、高くさし…

町の水道塔の掃除

2023-04-13 (木)(令和5年癸卯)<旧暦 2 月 23 日>(赤口 辛丑 八白土星)下弦 Artur Douglas 第 15 週 第 27092 日 先週の地方紙 Södermanlands Nyheter に、今週は我が町の水道塔の大々的な掃除が行はれると出てゐた。このために断水があり得るから各家庭…

楽しい旅であった

2023-04-12 (水)(令和5年癸卯)<旧暦 2 月 22 日>(大安 庚子 七赤金星) Liv 第 15 週 第 27091 日 午前中はホテルでゆっくりしてから帰る。特に予定もないので、その時の皆んなの様子で行動が決まる。初めは娘の家族3人は電車で帰る予定にしてあったが、…

水切り

2023-04-11 (火)(令和5年癸卯)<旧暦 2 月 21 日>(仏滅 己亥 六白金星) Ulf Ylva 第 15 週 第 27090 日 Torö といふ場所は Nynäshamn からさほど遠くない。Tor は北欧神話にある神様の名前、ö は島だから、何となく神様の島に近いのかなといふ感じを受け…

ドライブ

2023-04-10 (月)(令和5年癸卯)<旧暦 2 月 20 日>(先負 戊戌 五黄土星) Annandag Påsk Ingvar Ingvor 第 15 週 第 27089 日 晴明といふ節気の名に似つかはしい様な天気である。陽射しも日に日に強くなって暖かくなって来た。Påskdagen の翌日の月曜日であ…

女の人の辞世の句

2023-04-09 (日)(令和5年癸卯)<旧暦 2 月 19 日>(友引 丁酉 四緑木星) Påskdagen Otto Ottilia 第 14 週 第 27088 日 数日前の記事で、源頼政の辞世の句のことを書いてから、何となく辞世の句といふものが気になって、色々な人の辞世の句を思ひ浮かべて…

Påskafton

2023-04-08 (土)(令和5年癸卯)<旧暦 2 月 18 日>(先勝 丙申 三碧木星) Påskafton Nadja Tanja 第 14 週 第 27087 日 ユダヤ教には、過越祭といふ行事がある。イスラエル人はヨセフの時代にエジプトに避難したが、長い期間にわたって奴隷として虐げられた…

「茜唄」の読後感

2023-04-07 (金)(令和5年癸卯)<旧暦 2 月 17 日>(赤口 乙未 二黒土星) Långfredagen Irma Irmelin 第 14 週 第 27086 日 コロナ以降、細々と平家物語を手で紙に写し取る作業をしてゐることもあって(それもいつまで続けられるか分からないが)、物語との…

日本語のうまい外国人

2023-04-06 (木)(令和5年癸卯)<旧暦 2 月 16 日>(大安 甲午 一白水星)満月 Skärtorsdagen Vilhelm William 第 14 週 第 27085 日 ユーチューブなどをみてゐても、この頃は日本語のうまい外国人が多くなったと思ふ。会話に全然よどみがなくて自然な日本語…

フィンランドのNATO加盟

2023-04-05 (水)(令和5年癸卯)<旧暦 2 月 15 日>(仏滅 癸巳 九紫火星)晴明 Irene Irja 第 14 週 第 27084 日 フィンランドは昨日、北大西洋条約機構(NATO) に正式に加盟した。スウェーデンと歩調を合はせて一緒に加盟しませうねといふ、耳に心地よい話を…

沖縄県誕生の日

2023-04-04 (火)(令和5年癸卯)<旧暦 2 月 14 日>(先負 壬辰 八白土星)Marianne Mariene 第 14 週 第 27083 日 「今日の記念日」を見たら、1879年(明治12年)の今日、当時の琉球王国に明治政府が軍隊と警察力を投入して首里城の明け渡しを迫ったと出てゐ…

戦場における辞世の句

2023-04-03 (月)(令和5年癸卯)<旧暦 2 月 13 日>(友引 辛卯 七赤金星)Ferdinand Nanna 第 14 週 第 27082 日 平家物語 巻第四「宮御最期」のところで、源頼政が自決する場面がある。歌人でもあった頼政は敵が迫ってくるいくさの中で辞世の句を詠んだ。そ…

平家物語の功罪

2023-04-02 (日)(令和5年癸卯)<旧暦 2 月 12 日>(先勝 庚寅 六白金星)Gudmund Ingemund 第 13 週 第 27081 日 およそ古典のすごいところは、それを読んだことのない者であっても、その国に住めば漠としてそこに流れる思想が受け継がれてしまふことだ。文…

平家物語 巻第四 「宮御最期 8」

2023-04-01 (土)(令和5年癸卯)<旧暦 2 月 11 日>(赤口 己丑 五黄土星)Harald Hervor 第 13 週 第 27080 日 その中に宮の御乳母子であった六条大夫宗信もゐた。敵は後から続いて来るし、馬の足は弱いし、たまりかねて宗信は贄野池へ飛んで入った。浮き草…

平家物語 巻第四 「宮御最期 7」

2023-03-31 (金)(令和5年癸卯)<旧暦 2 月 10 日>(大安 戊子 四緑木星)Ester Noa 第 13 週 第 27079 日 飛騨守景家は老練なつはものであった。このまぎれに、宮はきっと南都へお急ぎになってゐるに違ひないと予想して、いくさには参加せず、その勢五百余…