町で見かけた兵士たち

2023-04-29 (土)(令和5年癸卯)<旧暦 3 月 10 日>(赤口 丁巳 六白金星)昭和の日 Tyko  第 17 週 第 27108 日

 

自転車で町まで行った。空気はまだ冷たくて、空もどんよりとして、桜もまだ咲かない。ところで、今日は町で迷彩服に身を包んだ若い兵士たちを見かけた。AK4 といふ本格的な銃も所持してゐる。町を守るためのパトロールの様であったが、これまでに見かけたことのない風景ではあった。ロシアのウクライナ侵攻の後、スウェーデンNATOに加盟できるかどうかも分からない状況なので、国を守るといふ意味では大事なことなのかもしれない。けれども、兵士といふのは基本的に命をかけて戦ふものなので、普段の市民が兵士として防衛活動に参加することには複雑な思ひがある。今日は昭和の日だが、日本では太平洋戦争で多くの国民の命が失はれた。この問題は非常にセンシティブである。スウェーデンでは長く戦争をしてゐない。軍はあっても演習に参加する程度が多かったのではないかと思ふので、徴兵への感じ方は少し違ふのかもしれない。何も強制されてゐるのではないのかもしれないが、それでも単純に「兵隊さんのおかげです」といふ雰囲気になるのはどうかと思ふ。これは日本でも同じ問題ではないかと思ふ。

日本では昭和の日。でもこちらではまだ寒かった。