入浴

2024-04-21 (日)(令和6年甲辰)<旧暦 3 月 13 日>(先負 乙卯 四緑木星) Anneli Annika    第 16 週 第 27462 日

 

スウェーデンに暮らすと、家ではほとんど入浴しない。プールに行く日はそこでシャワーを浴び、サウナもそこで利用するからなど、家で入浴しない理由はいくつかあるが、一番大きな理由は浴槽の形にある。スウェーデンの浴槽は浅く横に長い。身体を伸ばして入ることができるけれども、空気に触れる面積が広いためにすぐにお湯が冷えてしまふ。こんな形の浴槽は日本でも増えつつある様に見受けられる。しかし、僕が好きなのは、狭くてもお湯が冷めにくい日本のお風呂だ。膝を曲げて入るが、お湯が冷めにくい様に思ふ。追ひ焚きの機能があればベストだが、それがなくても結構暖かさが続く。それで、日本に来ると毎晩お風呂に入る。身体を洗ふことより、身体を温めるために入る。十分温まったらなるべく早く床に入る。この点では、日本に暮らす方が、疲れがとれて、良い睡眠に入りやすい気がする。

家にあった古い団扇に貼られてあった。「算法通書」とは嘉永7年に出版された算数の教科書らしい。ペリーが浦賀に来た翌年。昔の人は勉強したのだなと思ふ。