イースターの暴動

2022-04-21 (木)(令和4年壬寅)<旧暦 3 月 21 日>(大安 甲辰 二黒土星) Anneli Annika 第 16 週 第 26741 日

 

日本の新聞には載らなかったようであるが、スウェーデンでは先週のイースターの時期にいくつかの町で暴動があった。近いところでは Norrköping, Linköping でも起きてゐる。騒ぎを鎮めようとして負傷した警官の数は100人に及ぶといふ。何が原因であるのか、その詳細を僕は知らないので、何かを書かうと思っても書きようがないのだが、暴動があったことだけは繰り返しテレビニュースで見た。平和な町に暴動が起きるとは嫌なニュースである。テレビの映像では自動車が路上で燃えてゐるのも見た。群衆は怒り狂ってゐるように見える。日本でも過去には民衆の暴動があったが、米価の暴騰が原因であったりした。何も理由がないのに暴動は起きないと思ふ。それでもちょっとしたことですぐに暴徒化しやすい下地ができてゐるのかなとも思ふ。ウクライナ戦争とどのように関連するのかもわからないが、世の中のあちこちが暴力化する傾向はなんとしてでも防ぐべきだと思ふ。暴動の起きた時期がイースターであったことも偶然でないかもしれない。どこまで確かかはわからないが、イスラム教の聖典であるコーランを焼かうとする過激右翼が現れて、その行動に対する抗議であるような話も聞く。どんな宗教も他の宗教に対する尊敬を忘れてはいけないと思ふ。寛容性を持つ宗教は世界を平和に導くが、偏狭な宗教は世界を滅ぼしてしまふ。寛容と忍耐は宗教の条件と思ふ。

Nyköping 川も春めいて