ウクライナは今日も

2022-02-25 (金)(令和4年壬寅)<旧暦 1 月 25 日>(先勝 己酉 一白水星) Sigvard Sivert 第 8 週 第 26686 日

 

ロシアによるウクライナ侵攻は、いま世界中の大ニュースだが、スウェーデンでは特に大きく取り上げられてゐる。国民の記憶の中にロシアの恐ろしさがよみがえるからではないかと思ふ。ウクライナベラルーシはロシアから見れば西側自由諸国との境界で、もしこの区域はロシアの領土でもなく西側陣営でもない、といふ中立の状況が保たれれば、平和はかろうじて続いたのかもしれない。似たような状況は過去の満州でも起きた。満州の地はロシアの領土でもなく日本のものでもない、といふ中立の状況であれば、平和は保たれたのかもしれない。このような大国ロシアの周辺国ではそれなりの知恵を働かせて衝突を避けようとせねばならないのではないかと思ふ。どこに正義があるかはまた別問題である。だが、ロシアの侵攻が始まってしまった今では、解決には長い時間がかかると思ふ。ロシアに対していろいろな制裁が課せられるといふことだが、ロシアは何をするか分からない心配もある。ふと、1983年に起きた大韓航空撃墜事件を思ひ出してしまふ。ロシア上空を飛ぶ民間機が撃ち落とされる危険はないのかと思ってしまふ。新型コロナのせいで2年以上日本へ帰れてないが、ウクライナ侵攻で、またまた日本が遠い国になってしまったのではないかといふ気がする。が、その程度のことですむ苦痛なら我慢しなければ、現地で苦しむ人たちに申し訳ないと思ふ。

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晴れの一日であった