2025-01-01から1年間の記事一覧

働いて働いて

2025年の「新語・流行語大賞」は、「働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」が選ばれた。身の回りでよく働く人を見ればそれだけで「ああ、この人は尊敬すべき人だ」と思ってしまふのが日本人だ。でも複雑な世の中にあっては、何に向かって、…

揺れる島国

阪神大震災が起きた時、これは最大級の災害だと思ったものだった。でも東日本大震災が起きた時、1000年に一度の大地震だと聞いて、これはそれにもまさる最大級の災害だと思った。この先これ以上の災害はないのではないかとさへ思った。その他、思ひ出すだけ…

教育が危ない

「夫れ教育は建国の基礎にして師弟の和熟は育英の大本たり」といふ言葉がある。夏目漱石が明治時代の第五高等学校(現・熊本大学)の開校記念式典で述べた言葉(祝辞)で、今も熊本大学のキャンパスにこの石碑が残ってゐると云ふ。発展する国の教育のかたち…

「日本史を地学から読み直す」読後感

「日本史を地学から読み直す」(講談社現代新書・鎌田浩毅著)といふ本を電子版で読んでみた。自然災害が歴史の上で日本人に及ぼした影響といふものがわかる気がした。特に幕末の頃の安政江戸地震など、藤田東湖がその地震で亡くなった話などは前に聞いたこ…

二音節の動詞

昨日の記事を書いて思ひついたのだが、日本語の基本動詞は二音節でできたものが多いのではなからうか。文字にすればたったの二文字である。たとへば「生老病死」であれば「ウム」「オユ」「ヤム」「シヌ」だし、衣食住であれば「キル」「クフ」「スム」であ…

うそをつく

外国人にとって難しいかもしれないと思ふ日本語の言葉に「つく」といふ動詞がある。字引を参考にして使用例をあげてみると「白い布に色がつく」「学問が身につく」「目につく」「恋につかれた女がひとり」「火がつく」「君について行かう」「味方につく」「…

日本って素晴らしい国ですか?

この頃日本でもかなり右翼的なものの見方が勢ひづいてゐるように感じられる。外国に対するヘイトスピーチなどは論外だが、一見まともな意見に聞こえるけど本当にさうだらうかと思ふレベルの意見もある。たとへば日本には本来固有の日本らしい素晴らしさがあ…

日本史の中の七つの戦ひ

どこの国の歴史でもさうなのかもしれないが、歴史とは結局のところ戦争の繰り返しなのかなと思ふ。今の日本は平和な国だと僕も思ってゐるが、それは戦後80年のことであって、その過去を振り返れば日本にはさまざまな戦争もしくは乱があった。新しい時代は常…

プール通ひの日課

健康維持・促進のために、今もなるべくプールに行くようにしてゐる。週2回が目標である。今週は4回も行くことができた。月曜日は車検があったり来客があったりで、プールへは行かなかった。火曜日は行くことができた。水曜日は休もうと思ったが、「今日は Ny…

ノーベル賞の日

毎年12月10日はノーベル賞の授賞式がある。北欧の12月は暗いのだが、10日にノーベル賞授賞式があり、13日にはルシア祭ありで、クリスマスまでの行事は盛りだくさんである。平和賞はオスロで、物理学賞、化学賞、生理学・医学賞、文学賞、経済学賞はストック…

自動車検査の日

12月8日(月)は一日中雨であった。北欧の地であるので、季節的には雪でもをかしくないのだが、雨であった。どんよりと暗い寒空から細かい雨が落ちてきた。こんな日は外出が億劫になるものだ。だが今日は11時から車検を受けることになってゐたので自動車で出…

やむごとなき人々

日本語ってむつかしいなと思ふことがあるが、文の構造がむつかしいといふよりも、単語そのものがむつかしい場合がある。例へば「やむごとなし」といふ言葉の意味だ。源氏物語の冒頭に「いとやむごとなき際にはあらぬがすぐれて時めき給ふありけり」とあって…

Kaki

11月に日本に滞在してゐた時に、友達から柿をたくさんいただいた。2種類あって、富有柿と御所柿であった。いづれも美味しくいただいた。スウェーデンに戻ってみると、近くのスーパーに柿が並んでゐる。それを見てそのことを思ひ出し、少し買ってみた。柿は…

高校時代の学年同窓会

日本に行ってゐた間に楽しいこともいくつかあった。そのひとつが11月12日に行はれた高校時代の学年同窓会であった。この日僕はバスを利用して福井駅まで行った。高校時代にもバス通学をしたが、今は新しい道路ができたり、新しい商店街ができたりで、バスの…

ファースト・アドベント

日本から帰って最初の日曜日はもうファースト・アドベントである。それで小屋から少しばかりのクリスマスの飾り物を出してきた。毎年同じものを使ってもう何年にもなる。前庭にあるすっかり葉を落としたイチョウとモミジの小枝にもイルミネーションをつけた…

予備のメガネ

しばらくブログを休んだ。ブログを書きたいと思っても書けない日もあるのだなとしみじみとわかった。でも、これからも気力のある時はできるだけ書いてみたい。実はこの間、同居人と一緒に日本へ行って、一昨日帰ってきた。無事に長い旅行を終えることができ…

冬時間、秋の庭掃除

今日から冬時間である。この頃はスマホ内の時計などは WiFi につながってゐればひとりでに冬時間への移行をやってくれるので、どうかすると、今日から冬時間に変はったことに気づかぬままに時を過ごしてしまひさうだ。昨夜は1時間余分に布団の中にゐられたは…

テロについて思ふこと

ある政治目的のために暗殺や暴行などの恐怖手段に訴へることを「テロ」と云ふ。平和な社会ではテロは起きてほしくないことだ。でもそれを実行する側の理屈からいへば、間違ってゐるのは社会の方だと云ふことになる。暴力を行使してまでも訴へたいことがある…

ノーベル平和賞

今週はノーベル賞の受賞者発表の週であった(まだ経済学賞が残ってゐるけれども)。日本人からは2名の受賞者(生理学・医学賞、化学賞)が出て、喜ばしいと思ふ。ところで、誰であれ「実は私はノーベル賞が欲しいのですよ」と呟くことは何も悪いことではない…

時の流れのその先に

「明日は今日よりきっと良いことがあるに違ひない」さう思へる人は楽天家である。現代のように生きることが困難な時代には楽天家は意外に少ないかもしれない。けれども、もし時間軸を過去に向けてみたらどうなるだらう。明治時代に日本が近代国家として出発…

肉じゃが

2025-09-02 (火)(令和7年乙巳)<旧暦 7 月 11 日>(大安 甲戌 二黒土星) Justus Justina 第 36 週 第 27966 日 僕が台所に立つのは皿洗ひの時だけで、自分ではほとんど料理をしない。そんな僕が今日は肉じゃがといふものを作ってみた。とても人に「食べて…

敗戦につながった見えない糸

2025-09-01 (月)(令和7年乙巳)<旧暦 7 月 10 日>(仏滅 癸酉 三碧木星) Samuel Sam 第 36 週 第 27965 日 江戸時代に一番高い身分とされてゐた武士たちは、明治4年(1871年)の廃藩置県で失業した。それまで仕へてゐた藩がなくなり、給料をくれるところが…

新しい身分制度

2025-08-31 (日)(令和7年乙巳)<旧暦 7 月 9 日>(先負 壬申 四緑木星)上弦 二百十日 Arvid Vidar 第 35 週 第 27964 日 世の中は分断が進み、格差が広がる。所得層は二極化し、中間層は減少し、情報過多によって社会は分断する。良くない傾向だと思ふが、…

マインドワンダリング

2025-08-30 (土)(令和7年乙巳)<旧暦 7 月 8 日>(友引 辛未 五黄土星) Albert Albertina 第 35 週 第 27963 日 朝日新聞デジタルの8月25日の記事に「マインドワンダリング」のことが書いてあった。「ぐるぐる思考」に陥ってしまふことをいふ。僕の人生も…

新幹線の輸出

2025-08-29 (金)(令和7年乙巳)<旧暦 7 月 7 日>(先勝 庚午 六白金星) Hans Hampus 第 35 週 第 27962 日 日本の新幹線がインドに導入されるらしいといふ新聞記事を見た(朝日新聞デジタル8月29日)。それもJR東日本が開発中の次世代新幹線車両「E10系」…

原発の是非

2025-08-28 (木)(令和7年乙巳)<旧暦 7 月 6 日>(赤口 己巳 七赤金星) Fatima Leila 第 35 週 第 27961 日 昔はスウェーデンは脱原発を目指す国として日本からも注目されてゐた。2010年までに原発依存から脱却する方針を掲げられた時期もあったが、結果的…

あの人は来るのかしら、来ないのかしら

2025-08-27 (水)(令和7年乙巳)<旧暦 7 月 5 日>(大安 戊辰 八白土星) Rolf Raoul 第 35 週 第 27960 日 平安時代の貴族たちは「通ひ婚」と言って、男が女の家を訪ねて関係を結ぶのだった。ズーズーしい男には理想的な形だったかもしれない。そんな時代は…

スウェーデンの戦闘機をタイが購入する話

2025-08-26 (火)(令和7年乙巳)<旧暦 7 月 4 日>(仏滅 丁卯 九紫火星) Östen 第 35 週 第 27959 日 スウェーデン製の自動車といへば昔はボルボとサーブであった。日本でもそれらの車種を見かけることがあった。サーブは航空機も作ってゐて、その運転席に…

通り魔事件はなぜ頻発するのか?

2025-08-25 (月)(令和7年乙巳)<旧暦 7 月 3 日>(先負 丙寅 一白水星) Lovisa Louise 第 35 週 第 27958 日 日本では、いや日本だけではないかもしれないが、変な事件がよく起きる。たとへば天下の公道で理由もなくいきなり人に切りつける様な事件だ。大…

「AI故人」サービスの是非

2025-08-24 (日)(令和7年乙巳)<旧暦 7 月 2 日>(友引 乙丑 二黒土星) Bartolomeus 第 34 週 第 27957 日 毎日新聞の「弔いのカタチ」といふ特集記事を見て少し考へてしまった。亡くなった家族の生前の写真などをAIが学習し、故人がまるで生きてゐるかの…