昨日の記事を書いて思ひついたのだが、日本語の基本動詞は二音節でできたものが多いのではなからうか。文字にすればたったの二文字である。たとへば「生老病死」であれば「ウム」「オユ」「ヤム」「シヌ」だし、衣食住であれば「キル」「クフ」「スム」である。「起きる」は「オク」、「寝る」は「イヌ」そのほか、「取る」「持つ」「やる」「なる」「行く」「来る」「言ふ」「聞く」「見る」「書く」「会ふ」など、ちょっと思ひつくだけでも二音節の基本動詞は多いように感じられる。現代でも俳句は盛んだが、二音節で表される動詞が多いといふ事実が、詩を五七五の枠に納めるのに大きな役割を果たしてゐるのではあるまいか。
