熊本地震、千葉豪雨など今年も日本各地は大きな災害に見舞はれてゐるが、今度は我が故郷の福井県に大雨が降って、我が城下町もすっぽりと泥水に覆はれてしまった。福井空港までは自転車でも行ける距離なのだが、その空港も水に覆はれて、滑走路がかろうじてそれと分かる程度まで冠水したようである。一般住宅やお店や病院なども水に浸かって、田んぼではせっかくのお米が収穫できなくなって、人々がもとの生活を取り戻すのにどれだけの日数がかかるかなと思ふとため息が出る。僕の家も浸水してゐることは確かだ。いつも就寝前はスマホの電源を断にするのだが、昨夜は何となく不安がよぎったので夜中に電源を入れてみた。すると郷里の友達からメッセージが入って、大変なことになってゐることが分かった。ここは遠く離れた地であり、何もできることはないのだが、ここで枕を高くして寝たのでは郷里の人々に申し訳ないと思ひ、ともかくも朝までは起きてゐることにした。子供の頃は台風が来るたびに水がついて、畳をまくったりした思ひ出もあるが、後年は治水が良くなって水がつくことはなかった。今回のような洪水は未曾有の出来事である。坂井市・あわら市だけでなく、福井市、大野市、勝山市にも被害は及んだ。我が町の東側には「たけくらべ」などの山があるが、その山を越えた先に勝山、大野がある。雨雲はそのようなルートを進んだのかなと思ふ。犠牲者を出すほどの災害でなかったのはまだありがたいが、早く復旧してほしいと切に願ふ。何も力になれないのが郷土の人々に申し訳ない。






