読書

大友皇子

2022-11-21 (月)(令和4年壬寅)<旧暦 10 月 28 日>(先勝 戊寅 一白水星) Helga Olga 第 47 週 第 26949 日 「壬申の乱」って随分昔の話で、そんな昔のこと、今さら思ひ出してもどうかなって気持ちが僕にはある。でも、里中満智子著の「天上の虹」の壬申の…

あかねさす ー 蒲生野の歌

2022-11-18 (金)(令和4年壬寅)<旧暦 10 月 25 日>(仏滅 乙亥 四緑木星) Lillemor Moa 第 46 週 第 26946 日 あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る (額田王) 紫草の 匂へる妹を 憎くあらば 人妻故に 我恋ひめやも (大海人皇子) 万葉…

天上の虹

2022-11-17 (木)(令和4年壬寅)<旧暦 10 月 24 日>(先負 甲戌 五黄土星) Naemi Naima 第 46 週 第 26945 日 里中満智子氏が日本経済新聞の「私の履歴書」を執筆したのは今年の5月頃ではなかったかと思ふ。読んで感じるところがあった。これまで氏の本を1…

田辺聖子の万葉散歩

2022-09-28 (水)(令和4年壬寅)<旧暦 9 月 3 日>(大安 甲申 一白水星) Lennart Leonard 第 39 週 第 26895 日 新聞の読書案内記事などを見ると、読んでみたくなる本が毎週たくさん紹介されるのだが、とても読む時間がない。いつも家で隠居生活を送ってゐ…

宣旨・令旨・院宣

2022-09-26 (月)(令和4年壬寅)<旧暦 9 月 1 日>(先負 壬午 三碧木星)新月 Enar Einar 第 39 週 第 26893 日 平家物語・巻第四の「信連」は昨日のブログで読み終へたが、「宣旨とはなんぞ」といふ言葉があった。本当の宣旨とは天皇が出されるものだと思ふ…

平家物語 巻第四 「信連(のぶつら) 5」

2022-09-25 (日)(令和4年壬寅)<旧暦 8 月 30 日>(先勝 辛巳 四緑木星) Tryggve 第 38 週 第 26892 日 入道相国(平清盛)は御簾の中である。その息子である前右大将宗盛卿は大床に立って、庭にひっ据ゑられた信連に対して尋問を始めた。「まことにわ男(…

平家物語 巻第四 「信連(のぶつら) 4」

2022-09-24 (土)(令和4年壬寅)<旧暦 8 月 29 日>(赤口 庚辰 五黄土星) Gerhard Gert 第 38 週 第 26891 日 さつき十五夜の雲間の月が現はれ出でて地上は明るい。相手は家のつくりや勝手がよくわからない。それに対して信連の方は勝手知ったる御所である…

平家物語 巻第四 「信連(のぶつら) 3」

2022-09-23 (金)(令和4年壬寅)<旧暦 8 月 28 日>(大安 己卯 六白金星)秋分 Tekla Tea Höstdagjämning 第 38 週 第 26890 日 治承4年(1180年)5月15日、十五夜の月明かりの夜も更けて、日付が変はらうとする深夜零時頃であらうか、宮の御所は騒がしくなっ…

平家物語 巻第四 「信連(のぶつら) 2」

762022-09-22 (木)(令和4年壬寅)<旧暦 8 月 27 日>(仏滅 戊寅 七赤金星) Maurits Moritz 第 38 週 第 26889 日 さて、高倉の宮が出発された後、長・兵衛尉信連は御所で留守番することになった。御所にはまだ女房たちが何人か残ってゐたが、立ち去らせた…

平家物語 巻第四 「信連(のぶつら) 1」

2022-09-21 (水)(令和4年壬寅)<旧暦 8 月 26 日>(先負 丁丑 八白土星) Matteus 第 38 週 第 26888 日 平氏打倒の令旨を発せられた高倉の君(以仁王)は、その夜、さつき十五夜の月をご覧になってゐた。これからどんなことが起こるのか、具体的には何も考…

平家物語 巻第四 「鼬(いたち)の沙汰 2」

2022-09-06 (火)(令和4年壬寅)<旧暦 8 月 11 日>(赤口 壬戌 五黄土星) Lilian Lilly 第 36 週 第 26873 日 ところで、清盛の三男である前右大将宗盛卿(亡くなった重盛の弟)は、後白河法皇をこんなに長く鳥羽殿に押し込め申し上げるのはあまりにも畏れ…

平家物語 巻第四 「鼬(いたち)の沙汰 1」

2022-09-05 (月)(令和4年壬寅)<旧暦 8 月 10 日>(大安 辛酉 六白金星) Adela Heidi 第 36 週 第 26872 日 鳥羽殿の後白河法皇は「遠き国に流されるかも知らん。はるかの島へ移されるかも知らん。」と仰せになるのだが、ともかくもこの城南の離宮での幽閉…

平家物語 巻第四 「源氏揃 5」

2022-08-27 (土)(令和4年壬寅)<旧暦 8 月 1 日>(友引 壬子 六白金星)新月 Rolf Raoul 第 34 週 第 26863 日 その頃、熊野に別当湛増といふ人がゐた。右大臣源師輔の子孫で、この家は代々熊野の別当(社寺などの長官)の役目を引き受けてきた。この人は平…

平家物語 巻第四 「源氏揃 4」

2022-08-26 (金)(令和4年壬寅)<旧暦 7 月 29 日>(大安 辛亥 七赤金星) Östen 第 34 週 第 26862 日 高倉の宮(以仁王)は、源頼政が言ひ出したことはあまりなことであったので、しばしはお聞き入れになることもなかった。阿古丸大納言宗通卿の孫で、備後…

平家物語 巻第四 「源氏揃 3」

2022-08-25 (木)(令和4年壬寅)<旧暦 7 月 28 日>(仏滅 庚戌 八白土星) Lovisa Louise 第 34 週 第 26861 日 源三位入道頼政はさらに言葉を続けて、全国に散じてゐる源氏の残党の状況について、以仁王に申し上げるのであった。 「まづ京都には、出羽前司…

平家物語 巻第四 「源氏揃 2」

2022-08-21 (日)(令和4年壬寅)<旧暦 7 月 24 日>(赤口 丙午 三碧木星) Jon Jonna 第 33 週 第 26857 日 その頃、近衛河原に住んでゐた源三位入道頼政は、ある夜ひそかに高倉の宮の御所にやって来て、おそろしいこと(とてつもないこと)を告げるのであっ…

平家物語 巻第四 「源氏揃 1」

2022-08-20 (土)(令和4年壬寅)<旧暦 7 月 23 日>(大安 乙巳 四緑木星) Bernhard Bernt 第 33 週 第 26856 日 蔵人衛門権佐定長は、今回の安徳帝の御即位が、乱れることもなく無事執り行はれたそのめでたいご様子を鳥の子紙10枚に細々と書き記した。それ…

平家物語 巻第四 「還御 5」

2022-08-09 (火)(令和4年壬寅)<旧暦 7 月 12 日>(赤口 甲午 六白金星) Roland 第 32 週 第 26851 日 高倉上皇が厳島御幸からお帰りになって間もなく、治承4年(1180年)4月22日、新帝(安徳帝、今年3歳)がいよいよ御即位された。大極殿(大内裏八省院の正…

平家物語 巻第四 「還御 4」

2022-08-08 (月)(令和4年壬寅)<旧暦 7 月 11 日>(大安 癸巳 七赤金星) Silvia Sylvia Drottnings namnsdag 第 32 週 第 26850 日 治承4年(1180年)4月5日、高倉上皇は御船に乗って、備前国・小嶋の泊(岡山県児島郡)からさらに京を目指された。この日は…

平家物語 巻第四 「還御 3」

2022-08-07 (日)(令和4年壬寅)<旧暦 7 月 10 日>(仏滅 壬辰 八白土星)立秋 Dennis Denise 第 31 週 第 26849 日 それからは上皇の周りに人が集まって、ちょっと園遊会の様な雰囲気といふか、リラックスした感じになった。上皇は「あの白い衣をまとった内…

平家物語 巻第四 「還御 2」

2022-08-06 (土)(令和4年壬寅)<旧暦 7 月 9 日>(先負 辛卯 九紫火星) Alfons Inez 第 31 週 第 26848 日 治承4年(1180年)3月29日、高倉上皇は御船に乗って京へお帰りになる。ところが風が激しく吹いたので、御船を漕ぎ戻し、厳島のうちのありの浦といふ…

平家物語 巻第四 「還御 1」

2022-08-05 (金)(令和4年壬寅)<旧暦 7 月 8 日>(友引 庚寅 一白水星)上弦 Ulrik Alrik 第 31 週 第 26847 日 治承4年(1180年)3月26日、高倉上皇は厳島へご参着になった。清盛の最愛の内侍の宿所にご滞在なさった。中二日ご逗留されて、その間に経文を書…

後白河院と清盛

2022-07-27 (水)(令和4年壬寅)<旧暦 6 月 29 日>(仏滅 辛巳 一白水星) Marta 第 30 週 第 26838 日 鳥羽法皇崩御(1156年)の後、京の都では保元の乱が起きた。3年後には平治の乱が起きた。これらの乱れた世を平定するために清盛をはじめとする平氏の活躍…

平家物語 巻第四 「厳島御幸 7」

2022-07-26 (火)(令和4年壬寅)<旧暦 6 月 28 日>(先負 庚辰 二黒土星) Jesper Jasmine 第 30 週 第 26837 日 どうやら上皇がお見えになったご様子ですと、成範の中納言がそれとなくお知らせ申し上げると、後白河法皇は寝殿の橋がくしの間にお移りになっ…

平家物語 巻第四 「厳島御幸 6」

2022-07-25 (月)(令和4年壬寅)<旧暦 6 月 27 日>(友引 己卯 三碧木星) Jakob 第 30 週 第 26836 日 高倉上皇は鳥羽殿の門前に着くとお車からお降りになった。門の内にお進みになると、人影はなく、あたりはこんもりとした木に覆はれて暗い。もの寂しいお…

平家物語 巻第四 「厳島御幸 5」

2022-07-23 (土)(令和4年壬寅)<旧暦 6 月 25 日>(赤口 丁丑 五黄土星)大暑 Emma Emmy 第 29 週 第 26834 日 治承4年(1180年)3月18日、厳島への御幸の御門出として、高倉上皇は入道相国の西八条の亭へお入りになった(清盛は福原にゐるのだと思ふ)。その…

平家物語 巻第四 「厳島御幸 4」

2022-07-22 (金)(令和4年壬寅)<旧暦 6 月 24 日>(大安 丙子 六白金星) Magdalena Madeleine 第 29 週 第 26833 日 その年(治承4年(1180年))も3月上旬になると、高倉上皇が安芸国厳島へ御幸なさるらしいと噂が立った。古来、帝王が位を譲られて諸社へ御…

平家物語 巻第四 「厳島御幸 3」

2022-07-21 (木)(令和4年壬寅)<旧暦 6 月 23 日>(仏滅 乙亥 七赤金星) Johanna 第 29 週 第 26832 日 「幾ら何でも今回のご譲位は早過ぎやしないかい、新帝はまだ三つでゐらっしゃるのだよ」時の人々はこんな風に言ひあった。平大納言時忠卿は、新帝の乳…

平家物語 巻第四 「厳島御幸 2」

2022-07-20 (水)(令和4年壬寅)<旧暦 6 月 22 日>(先負 甲戌 八白土星)下弦 Margareta Greta 第 29 週 第 26831 日 皇室に代々伝はってゐるさまざまの御物は、それぞれの役人が受け取って、新帝の皇居である五條内裏に移された。五條内裏とは大納言邦綱の…

平家物語 巻第四 「厳島御幸 1」

2022-07-18 (月)(令和4年壬寅)<旧暦 6 月 20 日>(先勝 壬申 一白水星)海の日 Fredrik Fritz 第 29 週 第 26829 日 治承4年(1180年) 1月1日、鳥羽殿に幽閉された法皇様のところへ人が参賀に行くことを清盛は禁じた。法皇様の方でも遠慮なさってゐらっしゃ…