読書

平家物語 巻第四 「還御 3」

2022-08-07 (日)(令和4年壬寅)<旧暦 7 月 10 日>(仏滅 壬辰 八白土星)立秋 Dennis Denise 第 31 週 第 26849 日 それからは上皇の周りに人が集まって、ちょっと園遊会の様な雰囲気といふか、リラックスした感じになった。上皇は「あの白い衣をまとった内…

平家物語 巻第四 「還御 2」

2022-08-06 (土)(令和4年壬寅)<旧暦 7 月 9 日>(先負 辛卯 九紫火星) Alfons Inez 第 31 週 第 26848 日 治承4年(1180年)3月29日、高倉上皇は御船に乗って京へお帰りになる。ところが風が激しく吹いたので、御船を漕ぎ戻し、厳島のうちのありの浦といふ…

平家物語 巻第四 「還御 1」

2022-08-05 (金)(令和4年壬寅)<旧暦 7 月 8 日>(友引 庚寅 一白水星)上弦 Ulrik Alrik 第 31 週 第 26847 日 治承4年(1180年)3月26日、高倉上皇は厳島へご参着になった。清盛の最愛の内侍の宿所にご滞在なさった。中二日ご逗留されて、その間に経文を書…

後白河院と清盛

2022-07-27 (水)(令和4年壬寅)<旧暦 6 月 29 日>(仏滅 辛巳 一白水星) Marta 第 30 週 第 26838 日 鳥羽法皇崩御(1156年)の後、京の都では保元の乱が起きた。3年後には平治の乱が起きた。これらの乱れた世を平定するために清盛をはじめとする平氏の活躍…

平家物語 巻第四 「厳島御幸 7」

2022-07-26 (火)(令和4年壬寅)<旧暦 6 月 28 日>(先負 庚辰 二黒土星) Jesper Jasmine 第 30 週 第 26837 日 どうやら上皇がお見えになったご様子ですと、成範の中納言がそれとなくお知らせ申し上げると、後白河法皇は寝殿の橋がくしの間にお移りになっ…

平家物語 巻第四 「厳島御幸 6」

2022-07-25 (月)(令和4年壬寅)<旧暦 6 月 27 日>(友引 己卯 三碧木星) Jakob 第 30 週 第 26836 日 高倉上皇は鳥羽殿の門前に着くとお車からお降りになった。門の内にお進みになると、人影はなく、あたりはこんもりとした木に覆はれて暗い。もの寂しいお…

平家物語 巻第四 「厳島御幸 5」

2022-07-23 (土)(令和4年壬寅)<旧暦 6 月 25 日>(赤口 丁丑 五黄土星)大暑 Emma Emmy 第 29 週 第 26834 日 治承4年(1180年)3月18日、厳島への御幸の御門出として、高倉上皇は入道相国の西八条の亭へお入りになった(清盛は福原にゐるのだと思ふ)。その…

平家物語 巻第四 「厳島御幸 4」

2022-07-22 (金)(令和4年壬寅)<旧暦 6 月 24 日>(大安 丙子 六白金星) Magdalena Madeleine 第 29 週 第 26833 日 その年(治承4年(1180年))も3月上旬になると、高倉上皇が安芸国厳島へ御幸なさるらしいと噂が立った。古来、帝王が位を譲られて諸社へ御…

平家物語 巻第四 「厳島御幸 3」

2022-07-21 (木)(令和4年壬寅)<旧暦 6 月 23 日>(仏滅 乙亥 七赤金星) Johanna 第 29 週 第 26832 日 「幾ら何でも今回のご譲位は早過ぎやしないかい、新帝はまだ三つでゐらっしゃるのだよ」時の人々はこんな風に言ひあった。平大納言時忠卿は、新帝の乳…

平家物語 巻第四 「厳島御幸 2」

2022-07-20 (水)(令和4年壬寅)<旧暦 6 月 22 日>(先負 甲戌 八白土星)下弦 Margareta Greta 第 29 週 第 26831 日 皇室に代々伝はってゐるさまざまの御物は、それぞれの役人が受け取って、新帝の皇居である五條内裏に移された。五條内裏とは大納言邦綱の…

平家物語 巻第四 「厳島御幸 1」

2022-07-18 (月)(令和4年壬寅)<旧暦 6 月 20 日>(先勝 壬申 一白水星)海の日 Fredrik Fritz 第 29 週 第 26829 日 治承4年(1180年) 1月1日、鳥羽殿に幽閉された法皇様のところへ人が参賀に行くことを清盛は禁じた。法皇様の方でも遠慮なさってゐらっしゃ…

平家物語「城南之離宮 4」

2022-06-30 (木)(令和4年壬寅)<旧暦 6 月 2 日>(先勝 甲寅 九紫火星) Elof Leif 第 26 週 第 26811 日 平家物語は軍記物語でありながら、随所に歌が挿入されたり、また、清少納言の「枕草子」を思はせる様な美しい記述の部分もある。「城南之離宮(せい…

平家物語「城南之離宮 3」

2022-06-28 (火)(令和4年壬寅)<旧暦 5 月 30 日>(仏滅 壬子 七赤金星) Leo 第 26 週 第 26809 日 治承3年 (1179年) 11月23日、天台座主覚快法親王は、しきりにご辞退なさったので、前の座主明雲大僧正が再び、およそ2年ぶりで、元の職につかれた。入道相…

平家物語「城南之離宮 2」

2022-06-27 (月)(令和4年壬寅)<旧暦 5 月 29 日>(先負 辛亥 六白金星) Selma Fingal 第 26 週 第 26808 日 大宮大相國(藤原伊道)、三條内大臣(藤原公教)、葉室大納言(藤原光頼)、中山中納言(藤原顕時)もお亡くなりになった。今となっては昔から…

平家物語「城南之離宮 1」

2022-06-25 (土)(令和4年壬寅)<旧暦 5 月 27 日>(先勝 己酉 四緑木星) Midsommardagen David Salomon 第 25 週 第 26806 日 「すべての行ひの中で一番のものは孝行である。明王は孝をもって天下を治めた」と言はれる。唐堯は老い衰えた父を尊び、虞舜は…

平家物語と百人一首

2022-06-22 (水)(令和4年壬寅)<旧暦 5 月 24 日>(仏滅 丙午 一白水星) Paulina Paula 第 25 週 第 26803 日 百人一首と平家物語とはほぼ同じ時代に成立したのだと思ふ。それで、百人一首に載せられた歌人は上代から平家物語の時代までの人たちである。登…

後白河院と和歌

2022-06-20 (月)(令和4年壬寅)<旧暦 5 月 22 日>(友引 甲辰 八白土星) Linda 第 25 週 第 26801 日 コロナ以来、家で写経をする代はりに平家物語を書写することを始めた。1回200文字に限定してゐる。だが、やる気の出ない日も多く、遅々として進まない。…

平家物語「法皇被流 5」

2022-06-13 (月)(令和4年壬寅)<旧暦 5 月 15 日>(先勝 丁酉 一白水星) Aina Aino 第 24 週 第 26794 日 まだ18歳でゐらっしゃる高倉天皇は御心を煩はせておいでである。ここしばらくのうちに、関白が流されたかと思へば臣下の多くが弑されてしまった。そ…

平家物語「法皇被流 4」

2022-06-12 (日)(令和4年壬寅)<旧暦 5 月 14 日>(赤口 丙申 九紫火星) Eskil 第 23 週 第 26793 日 静憲法印は、清盛の西八条の館へ行った。「法皇が鳥羽殿へ御幸されたとのことですが、御前にひとりの人もゐないと聞きます。あまりに浅ましいことではあ…

平家物語「法皇被流 3」

2022-06-11 (土)(令和4年壬寅)<旧暦 5 月 13 日>(大安 乙未 八白土星) Bertil Berthold 第 23 週 第 26792 日 鳥羽殿といふ場所はどこにあったのか、詳しく知らないけれども、京阪七条から鳥羽街道まで京阪電車なら5分くらいで行く。また、京都駅から近…

平家物語「法皇被流 2」

2022-06-10 (金)(令和4年壬寅)<旧暦 5 月 12 日>(仏滅 甲午 七赤金星) Svante Boris 第 23 週 第 26791 日 さて、後白河院はお車にお乗りになった。ところが、公卿、殿上人はひとりのお供もつけられなかった。ただ北面の下臈である金行といふ剃髪の人夫…

平家物語「法皇被流 1」

2022-06-09 (木)(令和4年壬寅)<旧暦 5 月 11 日>(先負 癸巳 六白金星) Börje Birger 第 23 週 第 26790 日 治承3年 (1179年) 11月20日、院の御所法住寺殿は四面を軍兵で打ち囲まれた。清盛が差し向けた兵である。「平治の乱の時には、当時の院の御所であ…

平家物語「行隆之沙汰 3」

2022-05-26 (木)(令和4年壬寅)<旧暦 4 月 26 日>(大安 己卯 一白水星) Kristi himmel färds dag Vilhelmina Vilma 第 21 週 第 26776 日 その頃、前左少弁行隆といふ人がゐた。故中山中納言顯時卿の長男である。二條院の御世には、弁官に加はってたいそ…

平家物語「行隆之沙汰 2」

2022-05-25 (水)(令和4年壬寅)<旧暦 4 月 25 日>(仏滅 戊寅 九紫火星) Urban 第 21 週 第 26775 日 そもそも、どうしてこのように、身分の高いものも低いものも滅んで亡くなってしまふことになったのかといへば、当時関白になられた二位中将殿と前の殿の…

平家物語「行隆之沙汰 1」

2022-05-24 (火)(令和4年壬寅)<旧暦 4 月 24 日>(先負 丁丑 八白土星) Ivan Vanja 第 21 週 第 26774 日 さきの関白松殿(藤原基房)の家来に江大夫判官遠成といふものがゐた。この人も平家にとっては不愉快な人物であった。六波羅から平家一門が押し寄…

平家物語「大臣流罪 5」

2022-05-13 (金)(令和4年壬寅)<旧暦 4 月 13 日>(仏滅 丙寅 六白金星) Linnea Linn 第 19 週 第 26763 日 按察大納言資賢卿とその子息である右近衛少将_兼_讃岐守_源資時は、その官位を二つとも解かれた。また、次の3名のものも罷免された。参議皇太后…

平家物語「大臣流罪 4」

2022-05-12 (木)(令和4年壬寅)<旧暦 4 月 12 日>(先負 乙丑 五黄土星) Charlotta Lotta 第 19 週 第 26762 日 太政大臣藤原師長は、生涯のうちに二度も流されることになってしまったのだが、少しも苦情を言はなかった。といふのも、風雅を解するほどの人…

平家物語「大臣流罪 3」

2022-05-11 (水)(令和4年壬寅)<旧暦 4 月 11 日>(友引 甲子 四緑木星) Märta Märit 第 19 週 第 26761 日 太政大臣藤原師長は、官位を取り上げられて、東の方へ流された。かつて保元の乱では、父悪左おほい殿(藤原頼長)が罰せられた時、父子親族の縁に…

平家物語「大臣流罪 2」

2022-05-10 (火)(令和4年壬寅)<旧暦 4 月 10 日>(先勝 癸亥 三碧木星) Esbjörn Styrbjörn 第 19 週 第 26760 日 過去に大臣が流罪になった例を調べると、左大臣蘇我赤兄(蘇我馬子の孫)、右大臣豊成(南家藤原)、左大臣魚名(藤原房前の子)、右大臣菅…

平家物語「大臣流罪 1」

2022-05-09 (月)(令和4年壬寅)<旧暦 4 月 9 日>(赤口 壬戌 二黒土星)上弦 Reidar Reidun 第 19 週 第 26759 日 静憲法印は、怒りの平清盛に向かって冷や水を浴びせるようなお返事を申し上げてから御所へ戻り、面会して来た様子を後白河院に申し上げた。…