読書

平家物語 巻第五 「咸陽宮 6」

2023-11-09 (木)(令和5年癸卯)<旧暦 9 月 26 日>(仏滅 辛未 八白土星) Teodor Teodora 第 45 週 第 27302 日 しかしそんなことで帰るわけにはいかない。荊軻と秦舞陽は旅を進めて始皇帝の居る都咸陽宮に着いた。「燕の絵地図と樊於期の首を持ってまいり…

平家物語 巻第五 「咸陽宮 5」

2023-11-08 (水)(令和5年癸卯)<旧暦 9 月 25 日>(先負 庚午 九紫火星)立冬 Vendela 第 45 週 第 27301 日 そこに秦舞陽といふ兵がゐた。これも秦の国のものである。13歳の時に仇をうって、燕の国に逃げ込んできた。ならびなき兵であった。彼が怒って向か…

平家物語 巻第五 「咸陽宮 4」

2023-11-07 (火)(令和5年癸卯)<旧暦 9 月 24 日>(友引 己巳 一白水星) Ingegerd Ingela 第 45 週 第 27300 日 また、樊於期といふ兵がゐた。これは秦の国のものであるが、始皇帝のために父・叔父・兄弟を滅ぼされて、燕の国に逃げて来てゐた。秦の始皇帝…

平家物語 巻第五 「咸陽宮 3」

2023-11-06 (月)(令和5年癸卯)<旧暦 9 月 23 日>(先勝 戊辰 二黒土星) Gustav Adolfsdagen Gustav Adolf 第 45 週 第 27299 日 燕に帰ってからの太子丹はいづれ秦の国に戻らなければならなかったのだが、燕丹はそんな始皇帝の命令など聞きたくもない。恨…

平家物語 巻第五 「咸陽宮 2」

2023-11-05 (日)(令和5年癸卯)<旧暦 9 月 22 日>(赤口 丁卯 三碧木星)下弦 Eugen Eugenia 第 44 週 第 27298 日 始皇帝はその後もいまいましい気持ちが抑へられない。秦の国と燕の国との境に楚国といふ国があった。大きな河が流れてゐて、楚国の橋といふ…

平家物語 巻第五 「咸陽宮 1」

2023-11-04 (土)(令和5年癸卯)<旧暦 9 月 21 日>(大安 丙寅 四緑木星) Alla helgons dag Sverker 第 44 週 第 27297 日 宣旨といふものの威力がどんな風であったか、異国にその例を尋ねてみる。中国では燕に太子丹といふものがゐた。秦の始皇帝に囚はれ…

「武士の家計簿」読後感

2023-10-27 (金)(令和5年癸卯)<旧暦 9 月 13 日>(先負 戊午 三碧木星) Sabina 第 43 週 第 27289 日 磯田道史著の、およそ二十年近くも前のベストセラー書を、ふとしたきっかけで読んでみた。映画化もされたほどの本であるが、そんなことも知らなかった…

平家物語 巻第五 「朝敵揃 2」

2023-10-17 (火)(令和5年癸卯)<旧暦 9 月 3 日>(大安 戊申 四緑木星) Antonia Toini 第 42 週 第 27279 日 今でこそ王位もむげに軽く見られてしまふ世の中になってしまったけれども、昔はこんな風ではなかった。昔は宣旨(天皇の命令を伝へること)が重…

平家物語 巻第五 「朝敵揃 1」

2023-10-16 (月)(令和5年癸卯)<旧暦 9 月 2 日>(仏滅 丁未 五黄土星) Finn 第 42 週 第 27278 日 我が国の朝敵にはこれまでにどんな奴らがゐたかを調べると、まづ日本磐余命の御宇四年(神武天皇の御代)に、紀州名草の郡高雄村にひとつの土蜘蛛がゐた(…

平家物語 巻第五 「早馬 2」

2023-10-10 (火)(令和5年癸卯)<旧暦 8 月 26 日>(先負 辛丑 二黒土星) Harry Harriet 第 41 週 第 27272 日 平家の人々は遷都といふイベントの後で早くも退屈を感じる様になってゐた。若き公卿・殿上人は「なんか事件でも起こらないかな。起きれば討手に…

平家物語 巻第五 「早馬 1」

2023-10-09 (月)(令和5年癸卯)<旧暦 8 月 25 日>(友引 庚子 三碧木星)スポーツの日 Ingrid Inger 第 41 週 第 27271 日 治承4年(1180年)9月2日になると、相模国の住人大庭三郎景親から早馬で清盛の元に知らせがあった。「去る8月17日に、伊豆国の流人…

平家物語 巻第五 「物怪之沙汰 5」

2023-09-29 (金)(令和5年癸卯)<旧暦 8 月 15 日>(仏滅 庚寅 四緑木星)満月 Mikael Mikaela 第 39 週 第 27261 日 高野にゐらっしゃる宰相入道成賴(藤原氏)は、この様な話を伝へ聞いて「それでは平家の代は次第に衰へていくといふことであらうか。厳島…

平家物語 巻第五 「物怪之沙汰 4」

2023-09-28 (木)(令和5年癸卯)<旧暦 8 月 14 日>(先負 己丑 五黄土星) Lennart Leonard 第 39 週 第 27260 日 それからさらには、源中納言雅賴卿のもとにゐた青侍が見たといふ夢も恐ろしいものであった。詳しく言ふと、大内の神祇官らしいところに、束帯…

平家物語 巻第五 「物怪之沙汰 3」

2023-09-27 (水)(令和5年癸卯)<旧暦 8 月 13 日>(友引 戊子 六白金星) Dagmar Rigmor 第 39 週 第 27259 日 その他にこんなこともあった。一番良い馬屋に、担当者も大勢付けられて、朝も夕もいつも大事に飼はれてゐる馬があった。その馬の尾に、一夜のう…

平家物語 巻第五 「物怪之沙汰 2」

2023-09-26 (火)(令和5年癸卯)<旧暦 8 月 12 日>(先勝 丁亥 七赤金星) Enar Einar 第 39 週 第 27258 日 またある朝早く清盛は目覚めて、とばりの垂れた寝所の側面の戸を開けて外に出た。中庭を見ると、死人のしゃれこうべがたくさん庭に満ち満ちて、そ…

平家物語 巻第五 「物怪之沙汰 1」

2023-09-25 (月)(令和5年癸卯)<旧暦 8 月 11 日>(赤口 丙戌 八白土星) Tryggve 第 39 週 第 27257 日 福原への遷都の後は、平家の人々は夢見が悪い。心が騒ぐ感じがあって、変化のものが多く現れるのであった。ある夜、清盛が横になってゐると、一間に入…

平家物語 巻第五 「月見 4」

2023-09-08 (金)(令和5年癸卯)<旧暦 7 月 24 日>(赤口 己巳 七赤金星)白露 Alma Hulda 第 36 週 第 27240 日 そんな風にして時が過ぎ行くうちに夜も明けた。大将は「これでおいとまします」と言って、福原へ帰られるのだった。帰途の途中でお供をしてゐ…

平家物語 巻第五 「月見 3」

2023-09-07 (木)(令和5年癸卯)<旧暦 7 月 23 日>(大安 戊辰 八白土星)下弦 Kevin Roy 第 36 週 第 27239 日 (平家物語の時代には、御所は今の京都御所よりもずっと西の方にあった。そのことは考慮しないといけないのだが、地名そのものは昔とあまり変は…

平家物語 巻第五 「月見 2」

2023-09-06 (水)(令和5年癸卯)<旧暦 7 月 22 日>(仏滅 丁卯 九紫火星) Lilian Lilly 第 36 週 第 27238 日 徳大寺の左大将實定の卿(この時41歳)は近衛河原の大宮の御所に行き、供のものに惣門をたたかせられた。すると、うちより女の声がした。「どな…

平家物語 巻第五 「月見 1」

2023-09-05 (火)(令和5年癸卯)<旧暦 7 月 21 日>(先負 丙寅 一白水星) Adela Heidi 第 36 週 第 27237 日 治承4年(1180年)6月9日に新都のことはじめとなったが、8月10日には内裏の上棟、11月13日には新皇居にお遷りいただくといふ工程表ができあがった…

平家物語 巻第五 「都遷 10」

2023-08-23 (水)(令和5年癸卯)<旧暦 7 月 8 日>(友引 癸丑 五黄土星)処暑 Signe Signhild 第 34 週 第 27224 日 この邦綱卿は富裕層の人であったから、内裏を建設すること自体は大した問題でなかったのだが、さうは言ってもやはり国の出費はあるし、労働…

平家物語 巻第五 「都遷 9」

2023-08-22 (火)(令和5年癸卯)<旧暦 7 月 7 日>(先勝 壬子 六白金星) Henrietta Henrika 第 34 週 第 27223 日 治承4年(1180年)6月9日になると、新都のことはじめをせねばなるまいと言って、上卿(遷都を司る最高位)には徳大寺左大将實定の卿、土御門…

平家物語 巻第五 「都遷 8」

2023-08-21 (月)(令和5年癸卯)<旧暦 7 月 6 日>(赤口 辛亥 七赤金星) Jon Jonna 第 34 週 第 27222 日 旧都は、あはれめでたかりつる都であった。王城守護の鎮守は、仏が四方に光を和らげて現れ、霊験殊勝の寺々は上京にも下京にも甍を並べ、百姓・万民…

平家物語 巻第五 「都遷 7」

2023-08-20 (日)(令和5年癸卯)<旧暦 7 月 5 日>(大安 庚戌 八白土星) Bernhard Bernt 第 33 週 第 27221 日 桓武天皇はそもそも平家の先祖であられる(桓武天皇第五の皇子・葛原親王の孫高望王の時、初めて平の姓を賜り、王氏を出て人臣につらなる。この…

平家物語 巻第五 「都遷 6」

2023-08-19 (土)(令和5年癸卯)<旧暦 7 月 4 日>(仏滅 己酉 九紫火星) Magnus Måns 第 33 週 第 27220 日 第五十代桓武天皇は延暦3年(784年)10月2日、奈良の京春日の里より山城国長岡に移られた(長岡京は平城京から北へ約40キロ)。それから10年が経っ…

平家物語 巻第五 「都遷 5」

2023-08-18 (金)(令和5年癸卯)<旧暦 7 月 3 日>(先負 戊申 一白水星) Ellen Lena 第 33 週 第 27219 日 (第二十五代武烈天皇には後継がなかった。応神天皇の五世の来孫で、越前国を治めてゐた継体天皇が第二十六代の天皇となられた。)継体天皇の五年に…

平家物語 巻第五 「都遷 4」

2023-08-17 (木)(令和5年癸卯)<旧暦 7 月 2 日>(友引 丁未 二黒土星) Verner Valter 第 33 週 第 27218 日 第十三代成務天皇(系図で見ると日本武尊の弟君といふことになる)は治世の元年に近江国に移り、志賀の郡に都を置かれた。 第十四代仲哀天皇(日…

平家物語 巻第五 「都遷 3」

2023-08-13 (日)(令和5年癸卯)<旧暦 6 月 27 日>(友引 癸卯 六白金星) Kaj 第 32 週 第 27214 日 これまでの日本の歴史を振り返れば、いくつも遷都の先例があった。最初は神武東遷である。日本の開闢時になった七柱の神々は天神七代と呼ばれる。(この七…

平家物語 巻第五 「都遷 2」

2023-08-12 (土)(令和5年癸卯)<旧暦 6 月 26 日>(先勝 壬寅 七赤金星) Klara 第 32 週 第 27213 日 ところで、清盛は鹿ヶ谷の陰謀以来、法皇様に心をゆるすことができなかった。それで法皇様を院の御所から追ひ出し鳥羽殿に幽閉申し上げた。最近になって…

平家物語 巻第五 「都遷 1」

2023-08-10 (木)(令和5年癸卯)<旧暦 6 月 24 日>(大安 庚子 九紫火星) Lars 第 32 週 第 27211 日 (コロナが流行った時、家に居ることが多くなって、写経の代はりに平家物語を写すことを思ひついたのだが、このところしばらく中断した。コロナはおさま…