アイロンかけ

2024-04-22 (月)(令和6年甲辰)<旧暦 3 月 14 日>(仏滅 丙辰 五黄土星) Allan Glenn    第 17 週 第 27463 日

 

スウェーデンと日本での日常生活でほかに違ふ点といへば、アイロンかけかなと思ふ。スウェーデンでは洗濯は全て同居人にやってもらってゐるから、アイロンなども自分でかけたことはない。ところが、日本に来ると色々と勝手も違ふので、僕が洗濯する様になった。乾いた洗濯物を取り込むのも僕の仕事である。洗濯物は2階で干し、2階には作業台があってアイロンは常時置かれてある。すると取り込んだ洗濯物に簡単にアイロンをかけたくなる。下着や靴下もアイロンをかけると小さくキチンとまとまるので、タンスに綺麗にしまひやすい。スウェーデンではアイロン台を取り出して脚を立てたりするのはちょっと億劫だ。作業台の上にアイロンがいつも出しっぱなしであるのは見ようによってはだらしないかもしれないが、見ようによっては簡便な環境と言へる。今回の滞在ではアイロンかけの楽しさを知った様な気がする。日常の所作を当たり前のようにこなすことができるのはなんと幸せなことであらうか。

家にあった古い団扇の裏面にはもうひとつの算数パズルの絵があった。幕末の頃のものと思ふ。