希望

2023-04-23 (日)(令和5年癸卯)<旧暦 3 月 4 日>(赤口 辛亥 九紫火星) Georg Göran  第 16 週 第 27102 日

 

宇宙の成り立ちやこの世界のことがすっかり解き明かされたら、人間は悟りの境地に入ることができるものかなと思ふ。どんなに解き明かさうと思っても明かしきれない奥深さがどこまでも続くのかもしれない。でも、だからと言って解き明かす努力を放棄するのもどうかなと思ふ。自分とは何か。自分はどこから来たのか。自分は何でできてゐるのか。「人体の化学成分比は、水分60%、たんぱく質18%、脂肪18%、鉱物質3.5%、炭水化物0.5%です。」とネットにあった。僕の身体も結局は種々の元素でできてゐるのだし、その元素にだって構造があるのだが、そんな元素が集まっただけでものを考へたり、喜んだり、悲しんだりするものかなと思ふ。そして宇宙に散らばるその何種類かの元素は、結局のところは遠い星の誕生と終焉の過程からもたらされるものらしい。地球もいつかは滅びてしまふ。人類もいつかは滅びてしまふ。そんな中でも人間は希望を持ってこの世界を生きなければいけない。

ストックホルムへ行ったら花も三分咲きであった。