日曜日に働くこと

2021-08-31 (火)(令和3年辛丑)<旧暦 7 月 24 日> (赤口 辛亥 七赤金星)二百十日 Arvid Vidar 第 35 週 第 26498 日

 

ほとんどの日本人は、日曜日に働くことを何とも思ってない。場合によると、人が休む間にも私は勤勉に働くのだと、むしろ良いことのように思ふ人もあるかもしれない。これは仏教や儒教では日曜日に働いてはいけないと言はないからかなと思ふ。キリスト教では、日曜日に働いてはいけないとされてゐる。現代のスウェーデンでは日曜日にも随分お店が開くようになったけれども、人々の心の根底にはそれは本当はいけないことなんだと云ふ意識があるように思ふ。日曜日に働くことは、どこか人間の持つ原罪にも通じるものがあるように思ふ。この原罪の意識が日本人にはないと思ふ。これは意外と大きな違ひかなと思ふ。西洋では、欲望の赴くままに突き進むことに抑制をかけるために日曜日の勤労を禁じてゐるのかもしれない。東洋では別の形で抑制をかけてゐるように思ふ。アメリカのルイジアナでハリケーン「アイダ」による大きな被害が出たことをニュースで見たが、地球的な規模で気候変動が起きるのを防ぐのに、人間の欲望に抑制をかけることが急務だと思ふ。僕自身も自分の原罪に気づかずにこんなことを書くのかもしれないのだが。

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草むらに朝日が当たって