地球を清める

2021-10-12 (火)(令和3年辛丑)<旧暦 9 月 7 日> (先負 癸巳 一白水星) Valfrid Manfred 第 41 週 第 26540 日

 

暇なときにふと考へること。それは余生をどのように過ごすべきかといふことである。昔の人は「朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり」と言ったが、なかなかそのレベルまでは行くことができない。自分の好きなことをして過ごすといふのも、どこか僕の性に合はない。この世に生きてゐると、色々な問題にぶつかる。地震津波や火山噴火や洪水など、様々な災害が起きる。疫病もある。エネルギーや食糧の危機もあるかしれない。それらにどのように対処すべきかを考へることも大事なことである。山積みとなった困難な問題の中で、どの問題について考へることが一番大事なのだろうかとも思ふ。地球といふ星には美しく輝き続けて欲しい。杜甫は「国破れて山河あり」とうたった。国が破れることは悲しいことだが、そこに山河が残されてあるのは大きな希望だ。人生に破れても、山河があれば安心して死んで行けるのではないか。いまの世の中を見ると、この山河が残されないのではないかといふ懸念がある。それで、一番大事なことは山河を残すことではないかと思ふ。地球を綺麗にすることが大事だと思ふ。そんなことを言っても人間は生きてゐる限り電気も消費するし、ゴミも出す。その分、自分には気づかないところで環境を汚してゐると思ふ。それを原罪として認めた上で、なほ、地球を清めることを第一の目標として生きてみたいものだと思ふ。

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校庭に子供たちの姿がなく寂しい秋の感じがした