東京の街

日 旧暦 1月29日 大安 癸亥 六白金星 Matilda Maud Midfastosöndagen V10 22314日目

昨日は親戚に行き、今日は少しの時間、ホテルを出て同居人と東京の街を歩いた。風はやや冷たいものの、柳の芽も吹いて、春の訪れをそこここに感じつつ、人波をかき分けるように街を歩いた。喫茶店に入ったがなんだか狭くて混んでいる。しかし、若い人たちは平気のようである。これを落ち着かないと感じることがすなわち老化であるかと思い当たる。現代人は誰も知らず知らずのうちに個人の欲望をむき出しにして生きている。そういう人達が集まって都市が出来ている。行き交う人々の表情を見て何となくそんな気がした。都会の暮らしは便利であるが、こんな便利な暮らしを続けていると、自分もまた、生きることの大事な意味を見失ってしまいそうな不安を感じる。街ですれ違う人々は、誰もが皆、そのような不安を潜在的に感じているかもしれない。