バスルーム

2023-02-05 (日)(令和5年癸卯)<旧暦 1 月 15 日>(先負 甲午 四緑木星) Agata Agda 第 5 週 第 27025 日

 

スウェーデンに長く住んでもなお違和感のある習慣ってある。たとへばバスルームである。こちらのホテルなどでは浴室に湯船がないところも結構多いから、家に湯船があるだけでもありがたいのだが、それでも僕は湯を張って浸かることは少ない。寝姿で入るお風呂は僕には違和感があるからだ。どこか不安定であるだけでなく、浸かってもすぐに湯が冷める。長湯ができない。日本のお風呂には追い焚き可能な湯船があるが、あれが僕は一番好きである。湯船は浸かるだけのものであってほしい。身体を洗ふ場所は湯船の外に欲しい。シャワーはそこにあれば良いのだ。日本発のこのバスルームのあり方が世界の標準にならないものかと思ふ。浴室がトイレと同じ部屋になってゐることは、掃除をする身になれば便利だが、やはり別れてゐた方が良い気がする。バスルームは生活のために大事な部屋であるから、この部屋はなるべく毎日、自分の手で掃除をする様にしてゐる。

 

春は名のみの海の氷や、、。ストックホルムで。