母の命日

日 旧暦 1月9日 先負 癸亥 六白金星 Agata Agda Kyndelsmässodagen V5 24834 日目

今日の日曜日は母の命日であった。あれから8年になる。本来ならお経でも読むべきところだが、ごめんねと言ひながら、何となくブラブラと家で時間を過ごしてしまった。けふはまた、初孫の誕生から3ヶ月目の日でもあった。産まれた時は本当に小さかったが、今では産まれて来る時の標準的な大きさにまで育ってくれた。ありがたい。昼夜なく両親が愛情を注いだ賜物である。産まれてすぐから、赤ちゃんには小さいなりにも懸命に生きようといふ強い意志が感じられた。そのことが、両親や周囲の人たちをどれだけ励ましてくれたか分からない。僕らはどうかすると、心が弱くなる時があるが、そんな時も「強く生きよう」と自分に言ひ聞かせることが、どれだけ親心を安心させ、周囲の人を明るい気持ちにさせることになるかを、赤ちゃんの意志から教へてもらった気がする。産まれてまもない赤ちゃんはどの子もみんな可愛い。けれども成長するにつれてそれぞれに変はっていく。種々の悩みや葛藤に出くはして、生きる喜びが次第に薄らいでいくのだと思ふ。でも、そんな時に大事なことは、その子が、「自分は信頼されてゐる」と感じることができるかどうかではないだろうか。そんな感じ方ができるかどうかは、それまでに注がれて来た愛情に比例すると思ふ。