ストックホルム

月 旧暦 2月2日 先負 乙酉 一白水星 Lage V9 24856 日目

今日も孫に会ひに行った。孫は時々声をあげるが大抵は静かで、目を動かして色々な表情を作る。無口な僕も時々は声をかけてやる。同居人と僕とが孫を見てゐる間に親たちは色々と溜まった用事や仕事をするのである。「年金生活に入って、時間が自由になる様になってから生まれて、本当に良い時に生まれて来てくれたよ」と同居人はしばしば言ふ。僕も同感である。新しく生まれて来る赤ちゃんたちは、肉親の十分な愛に囲まれて育つ環境がなかなか与へられないのが現代の問題かもしれない。保育園に預けることもビジネス化して、世の中には色々な親が居るので、預かる方も訴へられない様にリスクを取らない。それで子供にかけるべき愛情が表面的なものになるのではないかと思ふ。結果的により良い社会にならない。さういふ意味では親子孫の世代がなるべく近くに住むのはやはり良いことであるかなと思ふ。