安全の国

2021-12-23 (木)(令和3年辛丑)<旧暦 11 月 20 日 赤口 乙巳 一白水星) Drottningens födelsedag Adam 第 51 週 第 26622 日

 

日本は「安全であること」が当たり前の社会である。もしも、なんらかの理由で人々の安全が脅かされると、それは社会の一大事となり、ニュースとなり、世論となり、誰の責任か、といふ話になる。僕自身もその様な、基本的人権の保証された、結構な社会の恩恵を受けてゐるので、あまり言へないのだが、人それぞれに迫り来る運命、避けられない何か、はどうしようもないのではないかと思ふこともある。その様な目に見えないさだめを、強引に誰かの責任に帰せようとするのはどうかなとも思ふ。「人間にはそれぞれその人間に相応しい事件しか起こらない」といふ考へに立てば、自分の身の上にどんなことが起きたとしても、従容としてそれを受け容れる用意が、心の何処かにできてないとダメなのかなとも思ふ。結構ハードルの高いことではある。とまれ、今日も何事もなく安全に生きられた。ありがたいことと思ふ。

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散歩の時間が少し遅くなった