北日本も危ないのか

2021-12-22 (水)(令和3年辛丑)<旧暦 11 月 19 日 大安 甲辰 二黒土星冬至 Natanael Jonatan 第 51 週 第 26621 日

 

日経電子版の記事で、日本海溝・千島海溝沿ひで起きるマグニチュード(M)9クラスの巨大地震について被害想定が公表されてゐたのを読んだ。南海トラフ地震とか、首都直下型地震とか、富士山噴火とか、穏やかでない予想をネット上で時々目にするが、それに加へて北日本も危ないのかと、ちょっと驚いた。地震はいつどこで起きるかわからない、1995年の阪神大震災も予想された地震ではなかった。地震は予想しなかったところにも起きるものならば、予想することにどれだけの価値があるのかとも思ふ。30年のスパンで予想されても実用的ではない。ただ、備へをすることは大事と思ふ。しかし、備へのしようのない災害もあるのではないか。「備へあれば憂ひなし」と言ふ言葉もあるが、文明が進みすぎて、ちょっとやそっとの備へでは間に合はない時代に僕らは生きてゐる。最大の備へは文明を放棄することであるかなと思ふ。事件が起きてしまってからでは逃げられない。事件が起きる前に文明社会から離れるといふ選択も現実には難しい。被害想定の記事に目を通しても気は滅入るばかりである。

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クリスマスを前に白い世界になった