スウェーデンにもアマゾンがやって来る

2020-08-08 (土)(令和2年庚子)<旧暦 6 月 19 日> (赤口 癸未 八白土星) Silvia Sylvia H M Drottningens namnsdag   第 32 週 第 26111 日

 

いよいよ巨人アマゾンがスウェーデンにもやって来る。この秋から営業が始まると言ふニュースを見た。これまでこの国に無かったのがやや不思議な気もするが、その一方で、人口千万人の規模ではどうなのかなといふ気もする。日本はアマゾンが大きく成功してゐる国であるとは思ふが、それはアマゾンの努力によるものといふよりは、縦横に発達した日本の宅急便の制度をちゃっかりアマゾンが利用しただけの様な気がする。アマゾンが入り込んだ結果として、従来安く利用できてゐた宅急便の料金が高くなってしまった。スウェーデンにも輸送業はもちろんあるが、日本の宅急便ほどサービスの充実した制度はない。それがこれまでアマゾンがスウェーデンに足を踏み入れなかった最大の理由ではないかと思ふ。僕はスウェーデンでも時々ネットでの買物をするが、届くまでに2週間かかることもある。ひどいのになると、中国から送られて来て、2ヶ月ほどかかったものもあった。届くのにそんなにかかるのなら申し込まなかったのだが、購入時に納期についての説明もない。割と早い配達であっても1週間ほどはかかることが多い。商品をお店に出向いて受け取る場合であってもだ。土曜日、日曜日は輸送業も休むので、それも考慮しなければならない。この事情はアマゾンが入って来ても変はらないのではないかと思ふ。日本には即日、または翌日配達といふ素晴らしいサービスがあるが、コロナの時代になってみると、そこまで急ぐ必要はないのではないかと思ってしまふ。アマゾンプライムなども配送サービスの優先などよりもっと別な形で社会のためになる工夫を考へるべきではあるまいか。

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空が広いのはそれだけでも幸せです。