空瓶のラベル

木 旧暦 12月19日 赤口 己酉 一白水星 Karl Karla Konungens namnsdag V4 24449 日目

空になった瓶を捨てる時は、無色の瓶と色のついた瓶とを分けて出す。これは日本でもスウェーデンでも同様である。瓶詰めの食品が空になったら瓶を水につけておけばそのうちにラベルがひとりでに剥がれてくれる。これは日本でよく体験したことであるが、同じことをスウェーデンでやってもラベルはなかなか剥がれてくれない。それでも頑張って剥がすと、瓶の表面にこびりついた糊が残ることがある。いくら隠居生活が暇だからと言ってもこんなことに時間をかけてられないから、つい、空瓶を出す時にラベルをつけたままで出したりする。ラベルをつけたままで空瓶を出すと、それを集めた業者はどれくらい困るのか、僕には想像がつかない。ゴミ出しの分別にはなるべく協力したいと思ふが、もし、手間をかけてラベルをはがしても意味のない努力であるならばそんなことに労力をかけたくない。こちらではゴミ出しの説明書を読んでもラベルをはがして出せとまでは書いてない。それでますますラベル付きのまま出すことになる。この点、日本の製品の方がラベルはがしが簡単である分、親切である。日本ではペットボトルなども表面のフィルムはミシン目から簡単に外れる様になってゐて、これも心憎い配慮であると思ふ。スウェーデンでその様なフィルムの剥がれるペットボトルを見たことがない。スウェーデンでは製品を買ふ時にペットボトル代も含めて払ひ、空ボトルをしかるべき場所へ持っていけばボトル代を払ひ戻してくれる。お国柄の違ひかもしれないが、日本のサービスの精神は分別ゴミの出しやすさにも現れてゐる気がする。生産性の見えない差になってゐるかもしれない。