宅配便の荷受量制限

土 旧暦 1月29日 大安 癸未 八白土星 Sigvard Sivert V8 24854 日目

埼玉県三芳町にある、通販のアスクルの巨大倉庫で火災が発生し、鎮火に6日もかかったのは何故なのか、気になるところである。このニュースに続いて、ヤマト運輸が宅配便の荷受量を抑制する動きが報じられた。どちらも、インターネット通販の将来の不安を思はせるニュースである。便利さに慣れた消費者が思ふほど、インターネット通販を支へる基礎は容易には構築できないといふことかもしれない。日本には宅配モデルが確立してゐるから、アマゾンなどはそれに乗っかるだけで仕事ができて来たが、世界中のどの国でも同じ様に進める訳にはいかないのではないかと思ふ。アマゾンは以前は佐川急便が宅配担当してゐたが、いつからか、ヤマト運輸に変はった。ヤマト運輸でもアマゾンの仕事を引き受けなくなったら、アマゾンは独自の輸送網を構築せねばならないのではないか。「消費者の利便のために少しでも早く商品をお届けしたい」といふのは表向きその様に言ふだけで、「注文ボタンをクリックした消費者が、気が変はってキャンセルする前にできるだけ早く商品を届けてしまひたい」といふのが本音ではないかと思ふ。即日納品を必要としない消費者も多いのではないか、一般に業者は配達を急ぎすぎるのではないかと思ふ。