究極のプレミアムフライデー

金 旧暦 1月28日 仏滅 壬午 七赤金星 Mattias Mats V8 24853 日目

マツキンといふ言葉ができたさうである。マッキントッシュを短くしたのではなくて、月末の金曜日をさすとのこと。正式にはプレミアムフライデーといふ。けふはその初日である。官民が連携してこの日は従業員に早期帰宅を奨励する、といふところまでは僕は納得できるのであるが、その目的たるや消費喚起を促すのだといふ。これを聞くとなんか寂しい。レストランやデパートで働く人だって従業員であるから、プレミアムフライデーといふなら、午後3時以降はどんなお店も食堂も日本全国、こぞって営業を停止してもらひたい。交通機関やラジオ・テレビ放送などだけは遠慮がちに営業して良い。この日の午後はみんな寄り道せずに早くお家に帰って休むのである。生産も消費も忘れて家で何もせずに休むといふのは本来の日曜日のあるべき姿であった。すっかりそれが忘れられた今、せめてマツキンの半日だけでも静かな街になれたら良いのにと思ふ。そんな本来の意味のプレミアムフライデーを設けてこそ、日本はやがて本来の活力を取り戻すことができるのだと思ふ。