セムレの日

2020-02-25 (火)(令和2年庚子)<旧暦 2 月 2 日> (先負 戊戌 五黄土星) Sigvard Sivert Fettisdagen  第 9 週 第 25946 日

 

毎年のブログにセムレの日のことを書く様であるが、今年もセムレの日が来たので書く。セムレを、本来なら町まで行ってケーキ屋さんで買ふのが良いのかもしれないけれども、すぐ近くのスーパーでも売ってゐる。火曜日は高齢者割引がある日なので同居人とスーパーへ行った。するとセムレはスーパーにもたくさん並んでゐた。「おいおい、そんなにたくさん並べて大丈夫かね。そんなに買ふ人がゐるのかね」と店長さんに聞きたいほどたくさん並んでゐた。僕らも1パックだけ買った。明日は Askonsdagen と言って、日本語にすれば灰の水曜日となる。この日から復活祭までの46日間は断食が行はれるとされてゐる。イエス・キリストが荒野で40日間の断食をしたことにも因むらしい。が、一般の人々の間でどこまで断食が守られてゐるのかは分からない。断食に入る前に美味しいものを食べておこうといふことなのか、今日の火曜日はセムレを食べる日とされてゐるのである。断食をしない僕もちゃっかりとセムレをいただいた。糖尿病に悪いことは知ってゐるのだが、この土地の習慣に馴染むことが大事だと思っていただいた。美味しかった。

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糖尿病患者にこれひとつは多いのだが、土地の習慣に馴染むためにペロリといただいた。