2025-02-03 (月)(令和7年乙巳)<旧暦 1 月 6 日>(赤口 癸卯 四緑木星)立春 Disa Hjördis 第 6 週 第 27749 日
E4などの高速道路を走るとよく追ひ越されるが、最近はテスラも見かけるようになった。隣に座る同居人も「今のはテスラね」と指摘する。ただ、今日見かけた新聞 Omni では、「調査によると、スウェーデン人は過去1か月でテスラに対してより懐疑的になった。」とあった。これはテスラに対する懐疑といふよりもイーロン・マスクその人に対する懐疑であると思ふ。彼はトランプ大統領の懐刀の様な存在になってから、世界各地で人気を落としてゐる可能性がある。トランプ大統領の関税に関する政策の急進的な推移もそれに追ひ打ちをかけるように見える。そもそもテスラはスウェーデンでは労働組合と激しくぶつかったりして、かねてから批判的な人も多かった。僕自身はテスラのみならず、電気自動車そのものに今でも懐疑的だ。自動車本体から二酸化炭素を出さなくても、その動力となる電気が生産される過程で脱炭素が進まなければ意味はない。バッテリーも何年で交換しなければならないのかもよくわからないし、またそれにどれだけの費用がかかるかもわからない。さらに、寒冷の地でトラブルを起こした時に、暖房源がなければ非常な困難に陥ってしまふ。僕はEUが進める内燃機関を利用した車の締め出しは急進的でありすぎると思ふ。ガソリン車であれハイブリッド車であれ電気自動車であれ、自動車が地上を走ればタイヤが摩耗し、摩耗した分は目には見えないマイクロプラスチックとなって空中に浮遊する。そんな空気を人間が吸い込めば健康に害を与えるといふ学者もあって、ちょっと気になってゐる。もっと自動車の総交通量が減らせるような方向、例えばライドシェアの充実のような、を模索すべきではないかと思ふ。