ガソリン・ディーゼル車の廃止

2021-06-02 (水)(令和3年辛丑)<旧暦 4 月 22 日> (先勝 辛巳 三碧木星)下弦  Rutger Roger    第 22 週 第 26408 日

 

ガソリン・ディーゼル車を廃止しようといふ動きは、ヨーロッパにおいて、日本よりも急であるように見受けられる。スウェーデンでも今日の新聞にその記事があった。スウェーデンでのひとつの提案は2030年からガソリン・ディーゼル車の新車販売禁止、2040年から全面使用禁止といふものである。EU 内での歩調の合はせ方が問はれるかもしれないが、そのように方針が決まれば、すでに今でも、新車を買ふときにガソリン・ディーゼル車を選ぶ人は少なくなるだろうと思ふ。中古車になって手放したい時に、誰も買ってくれる人がゐなくなれば、廃車のためにかかる費用も見積もっておかなければなるまい。車はなるべく早く手放して、所有せずにシェアライドを利用する傾向も加速すると思ふ。好きな時に車を呼んで数分以内に配車されて、降りてからも駐車場の心配が要らないのは便利だと思ふ。自動車は次第に売れなくなるのではないか。ゼロエミッションと言っても、ヨーロッパでは水素自動車より電気自動車の方が大きく普及するように見受けられる。従来の給油所に代はるインフラとして、給電所と水素ステーションの両方を拡充するのは大変で、水素ステーションの方は需要が低いかもしれない。しかし、電源の多様性と融通性を重んじるなら、水素自動車はもっと見直されるべきではないかと思ふ。電気はいつまでも無尽蔵にあるわけではない。

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