国際女性デー

2023-03-08 (水)(令和5年癸卯)<旧暦 2 月 17 日>(赤口 乙丑 八白土星) Internationella Kvinnodagen Saga Siv 第 10 週 第 27056 日

 

昔の日本のお殿様は、何人もの女性と交はってたくさんの子を儲けた。お家が断絶しないように子孫を残すための方法であったが、女性の身分はどんなに低くても、生まれた子は貴種とされた様である。昔の日本の天皇もお子をたくさん儲けられたが、女性の身分が低い場合はそのお子は天皇の位につくことはむつかしい例もあった。この様な歴史を持つ国では、女性が男性と対等に生きていく社会は形成されにくいのではないだらうか。もし、その様な社会が実現したら、家といふ概念の薄い社会になるだらうと思ふ。家族の概念も変はると思ふ。現に既に、大家族の時代から核家族の時代、更に個人の時代へと移り変はってゐるが、そのことと、女性の社会進出とが同期してゐる様に見える。多くの女性が社会の中で重要なポジションを占める様になることは好ましいと思ふけれども、その反面で失ふものもあるかもしれない。女性の管理職が増えることは大事だが、一般の女性が働きやすい社会にすることの方がより大事と思ふ。今日は国際女性デーである。世界のジェンダーギャップ指数で、スウェーデンはベスト5に入るが、日本はワースト5に入る。一般にアジアの国々のジェンダーギャップ指数が低いのは、人々の価値観が歴史的にその様に刷り込まれてゐるからかなと思ふ。改善されるには長い時間がかかりさうな気がする。

朝起きると10センチ以上の雪があって、玄関を除雪した。