軽石の行方

2021-11-10 (水)(令和3年辛丑)<旧暦 10 月 6 日> (先負 壬戌 八白土星) Mårtensafton Martin Martina 第 45 週 第 26569 日

 

先月下旬から、沖縄などで軽石漂流が見られて、漁業などに被害が出てゐる。この軽石の大群は今後も漂流を続け、東日本の沿岸部に接近することも予想されるらしい。もともと8月に小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」が噴火して、その時に出現したものといふ。海底火山であるから噴煙が大気を覆ふことはないが、極めて大規模な噴火であったといふことである。福徳岡ノ場硫黄島、西ノ島と伊豆・小笠原諸島を北上したずっと先には富士山もある。専門家の話では、富士山は将来必ず噴火するのだといふ。三菱地所などでは、主要な建物に対して富士山噴火に備へた対策も検討されてゐると新聞で見た。しかし、災害はいつも想定を超えた規模で起きるものである。津波ならば、大地が揺れてから高い場所へ逃げるといふ避難方法もあるが、火山噴火では逃げる場所もない。天の怒りを鎮めるために人間にできることは何だろう。

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Nyköping の港の入日