歴史上の事件の名前

2019-01-02 (水)((未定)1 年己亥)<旧暦 11 月 27 日>(先勝 己亥 九紫火星) Svea  第1週 第 25529 日

 

今年の干支は己亥で、今日の干支も己亥。「つちのとゐ」「きがい」と読む。歴史の中で干支を冠した事件を思ひつくまま書くと、「乙巳の変」「壬申の乱」ずっと時代が下って「戊辰戦争」、大陸では「辛亥革命」などか。年号を冠した事件もある。「承久の変」「応仁の乱」など。場所で事件を表す場合もある。「桶狭間の戦ひ」、「関ヶ原の戦ひ」「大坂冬の陣」、「大阪夏の陣」、「鳥羽・伏見の戦ひ」。設備の名前を借りる場合は、「応天門の変」、「本能寺の変」、「桜田門外ノ変」。川や海の名前なら、「宇治川の戦ひ」、「壇ノ浦の戦ひ」、「川中島の戦ひ」、「賤が岳の戦ひ」などか。さらに人名を冠した「大塩平八郎の乱」などもあったか。いづれにしても昔のいくさや乱には優雅な名前がつけられてゐたと思ふ。それに比べて味気ないのは日付を並べただけの事件である。「五・一五事件」とか「二・二六事件」など、もう少し名前のつけようがなかったかと思ふ。人は過去の事件なら、物語として語ることはできても、現在進行中の事件にあっては名前をつけることは難しかったのかもしれない。

2019 年が明けた。乱のことばかり書いたけれども、現代の日本は戦争をしない国と信頼してゐる。だが、心配なのは天変地異だ。東日本大震災からはや8年。火山が噴火する恐れはないだらうか。地震より怖いのは津波で、津波より怖いのは火山だ。南海トラフ地震ももちろん心配なのだが、僕は内心で火山噴火を最も恐れてゐる。

 

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玄関の隅に小さなアクセサリーを飾ってそれなりにお正月らしい雰囲気。