関西電力役員の金品受領問題

2019-09-28 (土)(令和元年己亥)<旧暦 8 月 30 日>(先勝 戊辰 二黒土星) Lennart Leonard 第 39週 第 25797 日

 

関西電力役員の金品受領問題が新聞を賑はしてゐるが、電力会社が原発の町と付き合ふことの難しさを浮き彫りにしてゐると思ふ。かういふ事件は外国では起こらない様に思ふ。役員は何も私腹を肥やしたいと思って町の元助役に金品をせがんだのではない。断っても断っても町の元助役の方から金品を差し出してきたのだといふ。そしてそれを断ればヘソを曲げられて、地元での事業の遂行が著しく困難になるのだといふ。しかし、その様な関係はいきなり出来上がるのではなくて、表沙汰にならないところで長い年月の間に次第に雰囲気が出来上がってくるものではないかと思ふ。電源の確保は、金儲けのためではなく真に社会のための事業であることを信じ、地元の人々におもねるのではなく、そのことを理解してもらふことが大事なんだと思ふ。

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森の中の地表にも秋の色が