宇宙旅行が身近な時代に

2021-07-12 (月)(令和3年辛丑)<旧暦 6 月 3 日> (友引 辛酉 七赤金星) Herman Hermine    第 28 週 第 26448 日

 

日々更新される色々な科学ニュースに接して「そんなことができるのかい」と驚くのに慣れてしまって、だから大抵のことにはさして驚かなくなったのだが、けふのブランゾン氏の宇宙旅行のニュースには驚いた。宇宙飛行士としての特別の訓練を受けない一般の人が成層圏を抜けて高度100キロメートルに近い宇宙へ飛び出すことができたのだ。数分間の無重力状態もある。地球への帰還はパラシュートとかカプセルではなくて飛行機のように滑空して目的地へ着くのである。大気圏再突入時の空気との摩擦も大きいだろうと思ふのだが、色々な課題を乗り越えて、今日、成功のニュースが流れた。ジェフ・ベゾス氏も20日に同様の宇宙旅行を体験する予定である。この流れの先にあるものは超高速で都市間を移動することであるといふ。ストックホルムから東京へも1時間以内に到着できるほどだ。羽田から小松空港へ行く方が時間がかかるのではないか。老人はそんなに速く移動する必要もないのだが、話としては面白い。このような超高速の乗り物も安全性が飛行機と同程度になるまでにはまだ時間がかかるだろうと思ふ。また、地球の環境をどこまで汚すことになるのか、といった課題も気になる。またそんな高速輸送でなくても、JAL などは「空飛ぶクルマ」で旅客輸送を計画してゐるニュースも見た。昔、地球人は空を見上げれば青い空と白い雲が広がるばかりであった。夜には満天の星の輝きがあった。未来の地球人は、空を見上げればあちこちに虫のようなドローンの大群を見るのだろうか。そして夜には飛び交ふロケットの軌跡ばかりを見ることになるのだろうか。ああ、、、。

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学校のグランドに多くの子供たちがゐた。スポーツ教室のような。