ドアのチャイム

2021-03-09 (火)(令和3年辛丑)<旧暦 1 月 26 日> (友引 丙辰 八白土星) Torbjörn Torleif  第 10 週 第 26324 日

 

我が家のアパートの玄関には備へ付けのブザーボタンがある。カメラ付きインターホンではない。この頃耳が遠くなった僕は、そのブザーの音を聞き取ることができない。いつか新しいドアホンに替へようかと随分前から思ってゐたが、またでいいやと思ひつつ日が過ぎた。先週受けた広告メールの中にドアチャイムを見かけた。毎日たくさん来る広告メールは殆ど読まずに別のフォールダーに移すのだが、見ないと言ってもほんの一瞬だけ見るのだと思ふ。見ると少し惹かれるものがあった。ドアチャイムは押しボタン部とチャイム本体の二つに分かれて、無線で繋がるものであるが、大抵のドアチャイムは押しボタン部に電池を挿入しなければならない。ところが、そのドアチャイムの押しボタン部は電池不要なのである。機械的な押しボタンのストロークで必要な分を発電するものらしい。また、チャイム本体の方は、コンセントに差し込むだけである。使いやすい感じがしたので早速注文した。10分ほどするとお店から SMS が届いて、注文の品はレジで預かってます、明日までとのこと。それでそれを取りに自転車で町まで行った。コロナ対策で、お店は同時に3名までしか入れない。少し待ってお店に入り、製品を受け取った。短い時間で用事を済ませられる様に工夫されてゐる。家に持ち帰ってそれを取り付けて見ると、なかなか良い感じであった。メロディーも30種類だかあるが、「禁じられた遊び」のメロディーをとりあえず選んでおいた。「遊ばずにしっかり勉強しろよ」と言はれてるみたいでよろしい。大きな音で鳴るので、今のところ気に入ってゐる。

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けふは冬に逆戻り。寒空にチラホラと雪が舞った。