スウェーデンの洗濯機

2020-06-25 (木)(令和2年庚子)<旧暦 5 月 5 日> (先負 己亥 七赤金星) David Salomon 第 26 週 第 26067 日

 

今日の掃除は簡単に済ませようとして、割とテキパキとやった。最終工程である雑巾洗ひまできた時に、ふと洗濯機のフィルターを長く掃除してないことに気づいた。いや、いつもうすうす気づいてゐたのだが、延ばし延ばしになってゐた。今日はそれから思ひ立ってフィルター掃除にかかった。結局今日の掃除も長時間かかってしまった。作業をしながら、何故こちらの洗濯機は手入れがしにくいのだろうと思った。我が家の洗濯機は、底部にある盲栓を緩めるとフィルターを取り出すことができる。この時、結構な量の残り水が床に流れ落ちるので、盥で受け止めなければならない。だが、長いこと掃除しなかったのにフィルターにかかってゐるゴミはわづかだ。それでも黒く汚れてゐるのでブラシで洗った。日本の洗濯機の場合、我が家のはドラム式でないので上から洗濯物を放り込むのだが、洗濯槽の隅に小さな網状のフィルターがついてゐて、支への上部を指で押し下げて手前に引くとフィルターを取り外すことができる。フィルターにかかったゴミを指で掬ってゴミ箱に捨てるのだが、結構な量のゴミがたまるものだ。それに比べてこちらのフィルターでは殆ど集まらないといふか、多分、目が粗いのだと思ふ。フィルターの掃除のしやすさから言へば日本のものの方が掃除しやすいし、きっちりと細かいゴミを集めてくれる点でも優れてゐる。また、こちらの洗濯機は洗剤を注入する部分がトレーの様な引き出しになってゐて、ここも放っておくと内部の奥が黒く汚れる。細く深い溝を持つ形状であるので、その細部にはブラシも入らずに誠に掃除がしにくい。僕は自分では洗濯機をかけないのだが、洗濯機を掃除する立場から言へば、日本の洗濯機の方が好きだ。

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ボタン咲く それと知らずに 競ひつつ