ニューノーマルへの期待

2020-09-06 (日)(令和2年庚子)<旧暦 7 月 19 日> (先勝 壬子 六白金星) Lilian Lilly   第 36 週 第 26140 日

 

人口増加によって経済成長を促すのは間違ひではないかと思ふ。本当の経済といふものは人口の少ないところで成立すべきものだと思ふ。人口が増えればゴミも増える。増えたゴミは地球を汚染する。ゴミを出さない技術の開発もあるかしれないが、人が増えればどうしてもゴミは増えてしまふ。ゴミの問題ばかりでなく、エネルギー危機、水不足、食糧危機、異常気象の心配も人口増加とともにある。旧約聖書には「産めよ、増えよ、地に満ちよ」といふ言葉もあるが、本当にそれで良いのかなと思ってしまふ。実際には、増え過ぎてはいけないので、古くはノアの洪水があったり、中世にペストの流行があったり、20世紀に入ってからはインフルエンザが流行ったりした。今回の新型コロナも、それらと同じ様に、増え過ぎた地上の人間に対して、自然が放った自己抑制策かもしれない。今回のコロナパンデミックはどの様に収束するのだろう。完全な終息宣言が出るとしたら、それは何を基準に出されるのだろう。雨宿りしてゐた人たちは、小止みになれば動き出すかもしれない。流行が始まる時は最初の一例をブロックすることが肝心とされるが、収まる時には一例がさほどの影響を持たないのは不思議だ。

f:id:sveski:20200907035551j:plain

シャクナゲの葉もやがて枯れて落ちて行く