聖金曜日

2020-04-10 (金)(令和2年庚子)<旧暦 3 月 18 日> (友引 癸未 五黄土星) Ingvar Ingvor Långfredagen   第 15 週 第 25991 日

 

イエス・キリストの受難の日である。コロナウイルスの影響で、今年は例年とは違った雰囲気の聖金曜日になった。しかし、空はよく晴れて、空だけ見てゐると、地上で人間たちがパンデミックで苦しんでゐることなど、全く意に介さない風である。僕たちには長い苦しい試練に思はれる今の期間ではあるけれども、世界中で幾万もの犠牲者を出した後に、やがては収まって行くものと思ふ。その先に待ってゐるものが、全く新しい世界となるのか、それとも「喉元過ぎれば暑さ忘るる」ごとくに、これまでの価値観に戻って行くだけのか、分からない。人類にとって経済活動はもちろん大事だが、その一方で、地球にとっては今ほどホッとひと息ついてゐる時期もないのではないかとも思ふ。今回のことをきっかけに、水や食料やエネルギーなど、人類が生き延びるために、限りある地上の資源に思ひを致すことも大事だと思ふ。

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日本の桜の如くとはいかないが、桜である。