日本映画「あん」

2020-04-11 (土)(令和2年庚子)<旧暦 3 月 19 日> (先負 甲申 六白金星) Ulf Ylva Påskafton   第 15 週 第 25992 日

 

木曜日の夜、スウェーデンのテレビチャンネル SVT2 で ”Under körsbärsträden” といふ日本のフィルムが放映された。2015年の作品で、監督は河瀬直美、日本語のタイトルは「あん」である。実は僕はこの映画をストックホルムのソルナにある映画館で 2015年11月16日に見た。自分のブログを検索することでその様な正確な日付が分かるのである。一度見た映画であるが、せっかくテレビで放映されるなら見てみようかと居間で同居人とテレビを見た。SVT PLAY を利用すると、スウェーデン国内でなら、放映後ひと月程度の期間、見ることができる様にできてゐる。大変ありがたい。昔は番組をビデオテープに録画する時代もあった。日本語の音声にスウェーデン語の字幕がついてゐる。その様な扱ひを受けた日本映画はめづらしいのではないかと思ふ。ハンセン病に絡むテーマが隠れてゐることにもよるのかしれない。主役の樹木希林は2018年9月になくなってゐる。これは主演映画として最後のものであった。また、その親友役の市原悦子も後を追ふ様に2019年1月に亡くなった。樹木希林とは初共演とのこと。今となっては、その意味でも感慨深い映画である。

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花の色はほとんど白だがこれも桜の様である。