セブンペイの撤退

2019-08-02 (金)(令和元年己亥)<旧暦 7 月 2 日>(友引 辛未 五黄土星) Karin Kajsa 第 31週 第 25740 日

 

セブンペイは9月末で終了するとニュースで見た。潔いといへば潔いが、落ちた信頼はなかなか回復しないかもしれない。いやもっと正直に言へば、この手のニュースの意味が僕には具体的に分からない。「何とかペイ」といふのが最近は目白押しである。自分が理解する範囲でその特徴を一言でいふなら、財布やクレジットカードなどを持ってなくてもスマホを持ってゐればスマホだけで決済ができるシステムを「何とかペイ」といふのだと思ふ。僕の身近なところでは Apple Pay がある。自分のクレジットカードを登録しておけば、iPhone で支払ひができる。ところで、セブンイレブンには電子マネーとして既にナナコカードがある。日本の電子マネーの草分け的存在で、これまで日本のデジタル消費社会を牽引して来た。もしも、Apple Pay にナナコカードが登録できるなら、買物にナナコカードを持参しなくてすみ、消費者としてはそれが一番ありがたい。だが、それはできないのではないかと思ふ。それで、独自にセブンペイが開発されたのかなと思ふ。クレジットカードは毎月、使った分の請求が来るのが一般だが、セブンペイの場合は前払ひになってゐて、最初に幾らかのお金をカードに充填しておいてその範囲で買物をする様になってゐるのだと思ふ。ナナコカードの場合、お店でもお金を充填できるが、そこでは現金を払って充填するのでキャッシュレスとしては不完全である。むろん、コンピュータ上で充填すればキャッシュレスとなる。それをより使ひやすくしたのが、多分、セブンペイであったのかなと思ふ。ここまで書いてみて、勘違ひもあるかしれないが、少しわかりかけて来た。セブンペイは、この事件が忘れ去られた頃に捲土重来を期して再登場することがあるだろうか。それよりも僕はナナコカードApple Pay でできる様にした方がナナコカードとしても利便を増し、生き延びるのではないかと思ふ。

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8月に入ればヨーロッパでは新学期はもうすぐ。夏の終はりを惜しむ様に町にお祭りがあり、移動チボリも設置された。