平成30年北海道胆振東部地震

2018-09-06 (木)(平成 30 年戊戌)<旧暦 7 月 27 日>(先負 辛丑 二黒土星)Lilian Lilly 第36週 第 25412 日

 

台風21号が通り過ぎたと思ったら、まだその影響が残ってゐたかもしれない北海道で、今朝未明、大きな地震があった。震度7を記録し、平成30年北海道胆振東部地震命名された。死者も5名出て、自衛隊が救出のために出動した。新千歳空港も停電や欠航便の影響が出た。日本の二つの主要な国際空港が同時に使用不能になったことになる。災害大国日本は無事に 2020 年オリンピックを迎へられるだらうか。地下の深いところで、と言っても地球の大きさから見ればリンゴの皮の様なものかもしれないのだが、地球の表面は何枚かのプレートに覆はれてゐる。プレートとプレートが接するプレート境界で地震が起きやすい。それぞれのプレートは運動する。その動力の源泉はどこから来るのか知らないが、恐らくは地球内部の物質が長い時間をかけて他の物質に崩壊し、その時に生ずる崩壊熱が逃げ場を無くして熱源になるのではないかと思ふ。言ってみれば地球は一種の原子力を内包してゐる。それぞれのプレートは頑丈で大きな一枚岩の様に感じられるが、あちこちにマグマを内包した流動的なものの様でもある。日本列島はそのいくつものプレートたちがせめぎあふ様にぶつかりあふ場所にある。プレートがぶつかり合っても境界面がズルズルと常時緩やかに滑ってくれれば良いのだが、滑ってくれない部分もあって、それが歪になって大きなエネルギーが溜め込まれてしまふ。普段は温厚な人がフツフツと怒りを心のうちに溜め込んで、ある日突然爆発してしまふ様なものだ。温厚な人ほどホントに怒った時は恐ろしい。これから先も日本は地震に悩まされることになると思ふ。人間は建物を建てる時、耐震構造とか免震構造とか色々工夫するのだが、神様の目から見ても本当に大丈夫なものかどうか、僕には何ともわからない。

 

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家の近くの散歩道で見つけたキノコ