台風21号の爪痕

2018-09-05 (水)(平成 30 年戊戌)<旧暦 7 月 26 日>(友引 庚子 三碧木星)Adela Heidi 第36週 第 25411 日

 

台風21号が通り過ぎて、死者は 11 人と報道で見た。この頃は風が吹いても雨が降っても大地が揺れても死者を出す例が珍しくなくなった。だが、今回の被害は住民もさることながら、交通、物流、観光、産業などに大きな影響を与へた様である。特に関西国際空港は大きな打撃を受けて再開の見通しが立たないとのこと。割と新しい空港であるが、意外に災害に弱い感じがした。連絡橋は、今回のタンカー衝突で強度を弱めたかもしれず、取り敢へず復旧した後も注意の目が離せないのではないかと思ふ。目先の拙速な復旧を急ぐより、長期空港閉鎖宣言を出して良いのではないかと思ふ。働き方改革の進んだ筈の日本では、短期復旧を目指して現場に過酷な労働を強いるべきではないと思ふ。安全第一でゆっくり時間をかけた計画を示して、利用者にはその間不便でも我慢してもらふことも大事ではないかと思ふ。1995 年の阪神淡路大震災の後、神戸港はかつての賑はひを取り戻すのに何年もかかった。同じことが関空で起きるかもしれないが、その様な議論より、安全第一の方針を世界に示すことの方が大事だと思ふ。人手が足りないのではない。人手に合はせた仕事の仕方が大事なのだ。

 

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Nyköping 川。中央に昔の水車小屋。左側に水門。その先に落差があって小規模な水力発電もできる。