2018-09-04 (火)（平成 30 年戊戌）<旧暦 7 月 25 日>（先勝 己亥 四緑木星）Gisela 第36週 第 25410 日
何となくお相撲さんの名前の様にも感じられるが、この二つはスウェーデンのわが町でも売られてゐる日本酒の名前である。僕はもともと酒が好きでないので、といふより体質的にアルコールに弱いので、ほとんど酒を飲まない。飲みたい酒を我慢するのだったら偉いと思ふが、もともとさほど好きでもない酒を飲まずに置くのは何の苦痛でもない。人から褒めていただくことでは全然ない。それでもこの頃は夜中に目が覚めた時に少しだけ飲む様になった。飲むといふより舐める程度である。日本酒と白ワインと赤ワインの小瓶を１本ずつ置き、その日の気分でどれかを舐める。少量なら健康に却って良いといふ人もあるので、薬だと思って夜中に舐めるのである。アルコール類が3%未満の軽いビールなら近くのスーパーで売ってゐるが、それ以外の強い酒類は systembolaget といふお店へ行かないと買ふことができない。そのお店はスウェーデンのちょっとした規模の町にあり、わが町にも２軒ある。日本酒は世界的に広がってゐるので、この国にも何種類か入ってゐる様であるが、わが町のショーウィンドウに並ぶ日本酒は表記の２種類のみである。何故、この２種類が選ばれたかは分からない。どちらも秋田県大仙市で製造されてゐる。秋田富士は瓶の包装に新聞紙を使ってゐる。外国向けに特にさうしてゐるのだろうか。それも朝日、毎日、読売などの中央新聞ではなく「秋田さきがけ」といふ地方紙である。最近買った秋田富士を包んでゐた新聞の日付は 2016 年 9 月 25 日であった。はるばる日本から届いた古新聞に「よく来たね」とあいさつして酒を舐めることにしてゐる。
