PKO の日報問題

土 旧暦 6月7日 赤口 丁巳 一白水星 Olof V30 25008 日目

南スーダン国連平和維持活動の日報問題で、稲田防衛大臣を始め、黒江防衛次官、岡部陸上幕僚長など、防衛省トップが辞任することになった。その辞任の間隙を狙ふかの様に北朝鮮ICBM 発射を敢行した。日報問題とは何であるのか、新聞を読んでも実態はよくわからないが、今日の日経朝刊記事の中に、「特別防衛監察の結果によると、実際には統合幕僚監部内や陸上自衛隊などの194人が日報データを持っていた。」と書かれてゐた。といふ事は、媒体は紙なのか、とちょっと驚いた。今の時代には、さういふものは電子データとしてクラウド上で管理すべきではないかと思った。それをどの範囲に公開すべきかどうかは無論また別問題だが、そもそもなぜデータが電子的に管理されてないのかなと僕は不満であった。さらには、前日の記事で、「日報は行政文書の体をなしていない」と一部で考へられることもあった様だが、日報とはそもそも生の声ではないかと思ふ。体裁を整へてから報告すれば情報の鮮度も落ちると思ふ。そんなところで体裁にこだはること自体、考へ方がをかしい。PKO として派遣された自衛隊隊員はどの様な日々であり、どの様な現場であったのか、一般国民に何の手がかりもないのは不思議な気がする。現場の人たちは自分たちのことを分かってくれる人が居てこそ頑張ることができるのではないかとも思ふ。起きたことを全て軍事機密として蓋をするだけでは、先の戦争で大本営がやってゐたことと変はらないではないか。この問題は、防衛大臣防衛省トップが辞任しさへすれば、新しい人たちによって容易に解決されるものなのだらうか。