もしも

水 旧暦 8月4日 大安 乙未 八白土星 Dag Daga V38 24325日目

あまり考へたくないことだが、もしも、この世に大破局が訪れるとすれば、それはジワリジワリとやって来るのではなく、ある日突然、一瞬のうちにやって来るのだと思ふ。ポンペイ最後の日では、西暦79年にローマ帝国の一つの町が火山灰に埋もれて滅んだ。遺跡からは逃げ出す途中の市民の姿も見られるといふ。悪人だけがその様な報ひを受けるのではなく、火山灰は善人の上にも悪人の上にも等しく降り注ぐ。都会の人口集中は恐ろしい。普段は田舎に住んでゐても、たまたま上京したその日に大破局に会へば、やはり逃げようがない。もし生き延びることができたとしても、食べ物をどの様に確保するかは大きな問題である。そんなことを思ふと、畑で野菜を育てる知識も生き延びるためには必要かな。ハテ、自分には一体何ができるのやら。