五月待つ花橘の寒き朝

月 旧暦 4月13日 仏滅 乙未 八白土星 Åke V19 24926 日目

日本では連休も明けて初夏を迎へる季節であるが、スウェーデンの僕の住む町では、いっときちらほらと粉雪が舞った。寒い風も吹いて雪が花の様に散った。時々晴れるものの、せっかく咲きかけた花もちょっと可哀想な天気の一日であった。植物は不思議だ。動物と違って目がないのに、明るさや暖かさや日の光をどこでどの様に感じるのかと思ふ。ちょっとぐらい寒い日があっても平気なのは、いつまでもこの寒さが続く筈はないと信じてゐるからだらうか。偉いと思ふ。僕は暖かい家の中に居るくせに、毛布を一枚余分にかけて寝ることにした。