インド型変異ウイルス

2021-06-16 (水)(令和3年辛丑)<旧暦 5 月 7 日> (大安 乙未 八白土星)  Axel Axelina    第 24 週 第 26422 日

 

コロナ感染症の患者の数は、スウェーデンの場合、その数字だけを見ればこのところ収束に向かってゐるようである。しかし、専門家の見解によると少しも安心できないものらしい。Anders Tegnell と言ふ、有名なスウェーデンの疫学者のコメントによると、deltavarianten と呼ばれる症例数が増加してゐて、これまでとは違ったシナリオの展開を視野に入れなければならないといふことである。英国の varianten (alfa) が登場した時と状況が似てゐて、その流行を今度はdeltavarianten が引き継ぐ状況であるといふ。最初にインドで発見されて、B.1.617.2としても知られる。alfavarianten より deltavarianten の方が簡単に広がる可能性が高いらしい。ただ、covid-19 のワクチンを2回受けた人には、alfavarianten にも deltavarianten にも優れた防御効果が得られることがわかりつつある。それで接種を受けることがさらに勧められてゐる。日本のニュースではワクチンを受けたことで死亡した例もあるし、自分が受けるかどうかの判断にはそれなりの覚悟が要るなと思ふ一方で、このようなコメントを聞くと、やはりそろそろ2度目のワクチンを受ける予約を取ろうかなと思ふ。僕の場合、1回目は Pfizer であったので、2回目もさうなると思ふが、日本では1回目の接種から3週間置いて2回目を受けるのに対し、スウェーデンでは最短でも6週間以上待ってから2回目を受けるように言はれてゐる。この違ひはどこから来るのかなと思ふ。今日のブログは Ny Teknik の電子版 2021-06-15 12:05 の記事を参考にして書いた。(なほ、alfavarianten は英国型変異ウイルス、deltavarianten はインド型変異ウイルスに相当するのだと思ふ)

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玄関の外に飾られた花に午後の日差しが当たってゐる