公園で

2021-05-30 (日)(令和3年辛丑)<旧暦 4 月 19 日> (仏滅 戊寅 九紫火星)  Mors dag Vera Veronika    第 21 週 第 26405 日

 

スウェーデンでは一日あたりのコロナの感染者数がやや減り始めたように見受けられる。それでも感染の恐れはあるから、やはり外出には気をつける。僕は1回目のワクチンは受けてゐるが2回目はまだである。ワクチンを受けたからといって、「これで感染しない」と言ふ保証はない。「高名の木登り」ではないが、ゴール間近で「もうこれで大丈夫だ」と思ふ時が一番危ないのかもしれない。ここまで感染しないように頑張ってきたのだから、今さら感染するのは悔しい話だ。さうは思ひつつも、今日も Stockholm へ行ってしまった。夏のような日が差して、草の上などに裸で寝転ぶ人がたくさんゐた。人々は結構密に話し合ったりもしてゐる。声を抑へて話すのかもしれない。スウェーデンの人たちは相槌を打つ時など、よく息を吸い込むように話すことがある。ともかくも、感染しないように気をつけることと、生活を楽しむこととのバランスの取り方は、日本とは違ふような気がする。Stockholm には公園がたくさんある。住みやすい。僕らも公園でブラブラした。本当に何も思はずにゆっくりした時間を過ごして、リフレッシュできた。僕はもう年金者であるから、いつだってゆっくりできる筈なのだが、つまらない日課を決めて自分で勝手に苦しんでゐる一面がある。今日のようにもっとゆっくりしたいなと思った。孫は外でよく遊ぶ。ブランコやらジャングルジムやらかくれんぼの真似やら。僕がふざけた踊りを踊るように体を動かしてみると、これまでは変な顔をしてキョトンと僕の方を見るだけであったが、今日は「キャッキャッ」と笑った。ふざけてやってゐることに気がついたのだと思ふ。かうやって少しづつ成長して行くのだなと思ふ。

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海辺には舟もたくさん見た