子供の科学と大人の科学

土 旧暦 7月25日 先勝 辛巳 四緑木星 Rolf Raoul V34 24661 日目

子供の科学」といふ雑誌は僕の子供の頃にもあった記憶がある。今も月刊誌として続いてゐるから長寿雑誌である。誠文堂新光社から出てゐる。ところが、その向かうを張った訳でもあるまいが、「大人の科学」といふ雑誌もあることを先日、福井の本屋さんで知った。こちらは学研教育出版から出てゐる。月刊雑誌では無い様であるが、バックナンバーを調べるとふろくが充実してゐて、実験や工作が好きな人ならきっと知ってるだろうと思はれる雑誌である。僕が見たのは、ふろくが「新型ピンホール式プラネタリウム」であった。2013年8月に出版されたものだから、売れ残りの本であったのかもしれないが、早速買ってスウェーデンに持ち帰り、自分で組み立ててみたら、寝室の天井が星空になって、なかなか良い感じであった。豆電球は日本の匠による手作りオリジナル特注品である。そんじょそこらで売ってる豆電球とはわけが違ふのである。また、十二面体となる恒星球の原板もよくできてゐて、天の川なども綺麗に天井に映し出された。僕が子供から大人になった間に発達した科学の進歩は大変なものである。この様な本で、科学の勉強をしてみるのも楽しいかもしれないと思った。