木の時代

水 旧暦 4月15日 赤口 丁酉 一白水星 Esbjörn Styrbjörn V19 24928 日目

数日前になるが、天声人語に竹の材質としての万能性や長所について書かれてゐた。僕がまだ子供だった頃には近所に竹屋さんがあった。お墓まいりに行く時は、竹筒を買って、お花をそれに挿した思ひ出もある。家の壁も、細い竹板を縦横に編んだものに、土を塗っただけのこともあった様な気がする。エジソンの発明になる白熱電球もそのフィラメントに日本の竹が使はれたこともあった。あの時代にしてはインターナショナルな出来事ではなかったかと思ふ。文明が発達するにつれて、色々な新素材が発達した。炭素繊維などは軽くて強い新素材として有名だ。その一方で、竹を利用した自動車の車体が研究されてゐるとも聞く。その他、建築では木造の高層ビルが開発されてゐるニュースも目にすることがある。自然の素材が新しい技術と融合して見直されるのはありがたいことだと思ふ。