ドアースイッチ

木 旧暦 9月13日 先負 丙辰 五黄土星 Antonia Toini V42 23627日目

先週、玄関の扉が新しくなったことを書いたが、それに伴って扉の開閉状況を検知する近接スイッチをつけ直さねばならなくなった。それは警備会社にやってもらふことになってゐたが、けふそれがついた。申し込んでから来てもらふまでに1週間以上かかってゐる。電話で申し込んだ時には2週間以上先でないと行けないと言はれたが、毎月高い警備費を取っておいて2週間以上も警報が外されるなんてあまりぢゃないかと文句を言って早くしてもらった。それでも1週間以上かかってゐる。これが日本であったなら、申し込めば翌日に来てくれるだらうと思ふ。けふはその簡単な工事の予定日であったので朝から家で待ってゐたがなかなか来ない。日を間違へてはゐないか心配になってまた電話をした。結局お昼頃に来てくれたが、何ともこの辺のサービスは日本に比べると著しく悪い。この警備会社だけが悪いのではなくて、社会全体のサービスの質がそのやうな相場になってゐるからあまり文句を言ふ人も無いらしい。それでもユーザーが不便をかこつ状況はグローバル化する社会では次第に淘汰されて行くだらうと思ふ。それに比べると日本はサービスが良すぎる。日本人はあくせく働くと言はれ、もっとのんびりしやうではないかといふ意見の人もゐるだらうが、さうなれば、例へば宅急便が何時に届くか分からないやうな状況でも文句は言へなくなると思ふ。不便でものんびりが良いか、便利だけれどせかされる社会が良いかは簡単には言へない。日本の便利な社会は決して世界の常識ではないと知るべきと思ふ。