聖金曜日

金 旧暦 3月19日 先負 己未 八白土星 V16 Valdemar Volmar Långfredagen 23809日目

今日は何曜日だったらうと現代人は思ふことがあるが、江戸時代の日本人には金曜日も日曜日も無かったらうと思ふ。曜日感覚のない毎日はどんなものであったか、ちょっと想像してみるのがむつかしい。今日は金曜日。それもスウェーデン語風に言へば長い金曜日である。イエス・キリスト受難の金曜日である。Långfredag を一語で言ひ切る日本語は無いものかと思って Google translate で調べたら聖金曜日と出て来た。さう言ふのかもしれないが、一般に広く使はれてゐるだらうか。復活祭は春の季語であるが、3月になる年と4月になる年とある。春分後、最初の満月の後の日曜日と決められてゐる。グレゴリオ暦が採用される以前には月名と季節に次第にズレが生じることがあったために、そのやうな決められ方をしてゐるのだらうか。復活祭はヨーロッパでは大きな休みである。ひよこや卵が象徴的に用ゐられて、生命感のあふれる春の歓びを感じる季節である。